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そうこうしているうちに
特になにもいいことなんてなく
至って普通に時は過ぎて。
気付けば放課後になっていた。
「かずー、一緒に帰ろうぜー」
「うん！じゃあみんなまた明日ね」
そう言って和は周りの女の子たちに
ニコッと笑う。
俺は和のこういうところが
いつもすごいと思う。
俺だったら素っ気ない態度
とっちゃうからなー。
「よし！じゃあ潤くん帰ろっか！」
…かわいい。
なんだか女子たちが和を好きになるのが
分かる気がした。
ドタドタドタ…
「ん？なんの音？」
「さあ…」
そのドタドタはどんどん俺らの教室に
近付いてきて。
「二宮和也いますかー！！！！！」
大声で叫んだ。
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作者名：智帆
| 作成日時：2013年6月22日 9時
