今日:3 hit、昨日:23 hit、合計:192,914 hit
小｜中｜大
12 ページ13
三人が住む家は昔ながらって感じで
どこか落ち着く感じがした。
どうぞって通された居間だと思われる部屋も
和風な感じの作りで、
椅子とかは全然なかった。
ドアとかも全部襖だし。
「直接床に座る感じで悪いけど…
ちょっとそこで待っててね」
櫻井さんはそう言って部屋を出て行った。
「はい、潤くん」
「ありがと」
和がお茶を出してくれたので
それをありがたくもらう。
「今どきこんな和風の家も珍しいね」
「結構前からある家だから。
でも住みやすくて割といいんだよ」
「うん。俺も結構好き。
なんかこういうのっていいよな」
この家の空間だけ時間がゆっくり
流れているような感じがしていて
俺は落ち着いた気分になれた。
「ところで櫻井さんはどこに行ったの？」
俺がそう聞くと相葉さんがニコッと笑って
答えてくれた。
「この家の偉い人…とーしゅって言うんだっけ？
その人の所だよ」
まだこの家の住人がいたのか！
この家どんだけ広いんだ！
「その人に報告して判断してもらわないといけないんだ」
なんか和たちは色々大変なんだなー
としみじみ思った。
少しでも助けたいけど俺じゃ無理みたいだし。
櫻井さんが帰ってくるのを待ちながら
俺はまたお茶を飲んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 195人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：智帆
| 作成日時：2013年6月22日 9時
