君をお守りします。 (ページ23)

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【Dragon21】ページ23

【潤目線】

翔さんが龍？
大野さんや相葉さんは紅い眼を見た
とか言ってるけど、俺は信じない。
貴方は櫻井翔だよな。
紅龍な訳ないよな。
俺を仲間として迎えてくれた人だ。
俺は貴方しか、信じねぇ。
もし、貴方が紅龍でも、
俺は貴方以外、信じねぇ。
もう、決めたんだ。
俺は貴方を守り続けていくと。
すると、当主様が翔さんの部屋から
出てきたんだ。

「とっ、当主様！？」

「紫龍か・・・そこまで驚く事は
無いだろう。」

「誠に申し訳ありません。翔さんに
何かご用があったのですか？」

「紫龍が気にする事はない。」

絶対、何かを隠しているな。
その微妙な表情の裏には何がある
んだ？それには翔さんは関係して
いるのか？
だったら、俺にも話してよ。話せよ。
一人で溜めるなよ。
俺は翔さんの味方なんだよ。
俺はつい、翔さんの部屋のドアを
開けてしまった。

「松潤？」

「翔さん、何があったんだよ。
当主様と何を話したんだよ！」

「松潤が気にする程の内容じゃない
よ？俺は大丈夫だから、寝なよ。」

「何で隠すんだよ。」

「松潤には関係無い事なんだよ。
人には一つや二つ、言いたくない
秘密があるんだよ。だから、これ以上、
追及しないで欲しかった。ごめん。」

翔さんは激しく反論しながらも
冷静になって、俺に謝った。
何で貴方はそこまで優しいんだよ。
俺が追及しようとしたから、
いけないのに・・・。
俺は素直に自室に戻った。
謝っている翔さんの顔は、とても
哀しそうだった。
俺は酷い事をしたなと改めて思った。
翔さんを傷つけてしまった。
明日が気まずいなとも思った。
俺はベッドにダイブし、眠りについた。