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教室の入口付近でいつものようにいる
翔の席に取り巻く集団。
それを私は対角の一番後ろの窓側の席から
近寄ることも自分から話しかけることもなく。
遠くからぼーっと頬杖を付きながら見る。
なんの話してるかはわかんないけど笑ったり
時々考えるような仕草を見せたり。
表情がすぐに顔に出るのは
昔から変わらないようだ。
ちゃんと相手の目を見て話す、礼儀の正しい翔。
……こっち、向かないかなぁって。
どこかで期待して…だけど恥ずかしいから
見ないで、とか矛盾したりして。
………なんだろ。
最近の私、変。
翔を見てるとドクン、ドクンと
心臓がうるさくなったり。
近くにいるのは嬉しいけど
はずかしくなったり。
……なんだこりゃ。
らしくないなぁと思いながら
遠い存在になりつつあるその姿を眺めた。
ふいに。
その視線がこちらに向けられ、
まぁるい大きな瞳の持ち主と目が合う。
数メートルも離れてるのに
目が合うなんて思ってなかったから、
ドキッとするというより
ギクッっていう表現が合ってるような衝撃。
驚きのあまり頬杖を付いていた手が滑って
ガクンってなった。
一気に顔が熱くなるのが自分でもわかる。
慌てて何事も無かったかのように
もう一度頬杖をつき、
さっき見てた方向と真逆の左を向いて
窓から外を見ようと顔の方向を変える。
「ぬわっ！」
だけど何故かそっちを向けず。
急に頭に重みがかかった。
大きな掌で撫でられ…
というより雑に乱されて。
ぐちゃぐちゃになる！って
すぐに頭にのってる手を
手探りで捕まえてぐっと引っ張ると
予想してた犯人がニヤッとしていた。
『なーに1人でやってんの』
「うっ…うるさい！」
私から対角にある席に座っていたはずの翔。
いつの間にか机の前に来て
私と目線を合わせるようにしゃがんだ。
『おい』
「ん？」
『今日一緒に帰ろーぜ。久しぶりに』
「は………？」
キラキラした目で私を見つめる。
その目に引き込まれそうになりながらも
肩越しに視界に入る女子達の視線が痛い。
「部活は？」
『今日職員会議で休み』
「でも…」
『お前に拒否権はないから。じゃ、玄関で』
私の返事も聞かずにピラピラと手を振って
教室から出てった翔。
…なんなの。
断る暇も与えてくれなかったその背中を
ぼんやり見つめる。
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とも(プロフ) - あぁー和くんの天邪鬼が溢れ出てて〜可愛い((＊´艸`)) (2018年9月22日 8時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - ともさん» ありがとうございます！頑張ります(^-^)/ (2018年9月18日 6時) (レス) id: e1cb6e805c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ミヤさんこんにちは。Twitterでずーっと拝読させて頂いてました。続きが拝読したくて…こちらでも楽しみに待ってます！ (2018年9月16日 10時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 瑠那さん» 瑠那さんはじめまして！まだまだ拙い文章ですが読んでいただけて嬉しいです！オムライス…私も食べたくなってきた（笑） (2018年9月7日 21時) (レス) id: e1cb6e805c (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - あいさん» あいさんありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです(泣)Twitterでもよろしくお願いします！ (2018年9月7日 21時) (レス) id: e1cb6e805c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤ x他1人 | 作成日時：2018年8月8日 19時
