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『幼なじみかぁ〜。いいなぁ、そーゆーの』
熱々のグラタンをフーフー冷まして
パクッと頬張る。
深い意味もなかっただろう彼女の言葉に
ガラもなくドキッとした。
「……いいもんじゃないよ、幼なじみなんて」
『え、A幼なじみいたの？』
「まぁ……うん、」
『どんな人！？男！？女！？』
「どんなって……」
驚くくらい食いついてくる怜奈に
あぁ言わなきゃ良かったなとすぐに後悔した。
…………思い出すだけで、ツラいのに。
「男、だよ」
「どんな人かは……わかんない」
『わかんない？』
膝に置いた左手をぐっと握りしめる。
怜奈は大きい目がさらに見開かれて
驚いているようだ。
……当たり前か。
幼なじみなのにどんな人か分からないなんて
とても矛盾してるから。
『いつから一緒なの？』
「生まれたとき…からかな。誕生日近いし病院も同じだったから」
『えー！この人たちよりすごくない！？』
無邪気な笑顔を浮かべて
テレビに視線を移す彼女。
違うのに。
……そんな、キラキラしたものじゃないのに。
「保育園、小学校、中学校までは一緒。高校は……別」
『そうなんだぁ』
「うん」
『幼なじみっていっても、そんなもんだよねぇ』
「……うん」
コト、とスプーンからフォークに持ち替えて
付属のサラダをパリパリと咀嚼する。
青々としたレタスにかかった
真っ白なシーザードレッシングが
キラキラと光っていた。
『好きにならなかったの？』
「……え、」
キラキラ、キラキラ
純粋なその瞳が、痛い。
『そんだけ一緒にいたならさ_________』
「嫌いなんだって」
『……え？』
彼女の言葉を遮るようにそう言うと、
ピタッと身体が硬直したようだ。
あーもう。
楽しいランチタイムが。
私は箸で掴んでいたミニトマトを口に含んだ。
ぐしゃっと。
いとも簡単に形を変えて中身が弾けた。
「私の笑った顔、嫌いなんだって」
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とも(プロフ) - あぁー和くんの天邪鬼が溢れ出てて〜可愛い((＊´艸`)) (2018年9月22日 8時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - ともさん» ありがとうございます！頑張ります(^-^)/ (2018年9月18日 6時) (レス) id: e1cb6e805c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ミヤさんこんにちは。Twitterでずーっと拝読させて頂いてました。続きが拝読したくて…こちらでも楽しみに待ってます！ (2018年9月16日 10時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 瑠那さん» 瑠那さんはじめまして！まだまだ拙い文章ですが読んでいただけて嬉しいです！オムライス…私も食べたくなってきた（笑） (2018年9月7日 21時) (レス) id: e1cb6e805c (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - あいさん» あいさんありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです(泣)Twitterでもよろしくお願いします！ (2018年9月7日 21時) (レス) id: e1cb6e805c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤ x他1人 | 作成日時：2018年8月8日 19時
