ご主人様の言う通り (ページ35)

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買い出しから帰ってくると、智くんが帰ってきてた。

「智くんおかえり」

大野「モモちゃんもおかえり」

「今日はお仕事終わり？」

大野「うーん、あとはにのと話し合いするだけかな？」

「そっか」

大野「あ、相葉くんに会ったけど、今日も早く終われそうだって」

「ほんと？」

大野「うん！」

「今日は気合入れて夕ご飯作らなきなね！」

相葉「ただいまー！」

「あっ雅紀帰ってきた」

相葉「モモただいま！」

「おかえり、お疲れ様。」

相葉「あっ！モモこれお土産だよ～」

「いいの？」

相葉「うん！」

お土産の中身はプリンだった。

「このプリン」

相葉「好きって言ってたでしょ？」

「うん！ありがと」

雅紀が「よしよし」って頭を撫でる。

“ニコッ”と私には珍しく、ペットらしく振舞ってみる。

二宮「なんだ、相葉さんも帰ってきてたの」

ブツブツ言いながら、下りてきた和。

相葉「にのちゃんただいまー」

二宮「うるさい」

相葉「またまた～」

この2人、何度このやり取りするんだろ…ってくらい同じこと言い合ってた。

私はというと、今玉ねぎを切ってるところ。
…涙が止まらない

「ねぇ、雅紀暇でしょ？手伝ってよ～」

相葉「しょーがないなー」

「ありがと」

相葉「えっ！？モモ泣いてるの？どーしたの」

「玉ねぎだよ…(笑)」

相葉「あー良かった…！モモが泣いたら、俺も泣いちゃう」

「大袈裟だな～(笑)」

相葉「ホントだよ？」

「ここの家の皆さんは、みんな過保護だな～」

相葉「決まってんじゃん！モモは俺達のペットだし、家族だもん！」

「嬉しい…」

思わず嬉しくて涙が…

って思ったけど、やっぱりその涙は玉ねぎのせいだった。

相葉「もう！モモ泣かないで！」

「玉ねぎだって！」

まぁ、この人だけには通じない…(笑)