ご主人様の言う通り (ページ4)

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涼也に電話をしようと、携帯を開く。
…あっ。

その時気づいたけど、もう時刻は1:00をまわってる。電話は明日にしよう

「あの…皆さん。いつもこんな時間まで起きてるんですか？」

相葉「あぁ。そういや今日映画の日だったんだ」

「映画の日…？」

智「毎週１回みんなで映画見るんだよ」

「そうですか。」

すっごく自分が部外者なんじゃないかなって切なくなった。

「あの二宮さんでした？私はどこに寝れば…」

二宮「ペットなんだから、その辺のソファででも寝たら」

「…そうですね」

二宮「嘘だよ」

「え？」

二宮「ちゃんと部屋あるし。あと俺のことは和でいいから。」

「はぁ…」

和さん。和さん。
和さん…ん…呼べるかな

相葉「…モ…モモ…モモ！」

「あっ。どーしたんですか？」

相葉「1人の世界に完全に入っちゃってたよ？(笑)何考えてるの(笑)」

「あっいや特に…」

相葉「ふーん」

ニヤニヤとこっちを見て笑ってくる相葉さん。
あなたの方が「何考えてるの」ですよ。

「それより、なんですか？」

相葉「あっそうそう。モモも一緒に映画見ない？」

「…私はいいですよ。皆さんで見てください」

こんなに仲の良さそうな5人の中に入っちゃいけないよ…

二宮「なに、『仲良さそうなのに、5人の中になんて入れな～い』とか思ってるわけ」

「げっ…」

大野「モモちゃんそんなこと考えてたの？(笑)」

「…だって」

相葉「モモは俺らのペットでしょ？ペットは気なんて使わなくていいの！ってか誰も入んないでなんて言ってないし(笑)」

櫻井「ほーれモモ。ここおいで」

そういって櫻井さん？はソファに座って自分の隣をポンポンしてる。
…行って良いのかな

櫻井「ご主人様の言うことは絶対じゃないの～？」

「…そうです」

櫻井「分かったならさっさとおいで」

女としてはここに居られないけど、やっぱり自分は女の子みたいで、櫻井さんの言葉に甘えてしまった。

櫻井「よーし。いい子だねモモは」

櫻井さんは私の頭をポンポンする。この人きっとモテるんだろうな…

その後、なんだかアクションっぽい映画を見てたんだと思うけど、櫻井さんがあったかくて、ついつい寝てしまった。よく考えたら、ずーっと駅にたってて疲れてたんだ、私。
目が覚めた時には、私の部屋らしき場所のベットにいた。ペットにしては立派な部屋だ。
服は昨日のままだったから、お風呂に向かった。だけどよく考えたら換えの服が無くて、優しそうな相葉さんの部屋に行った。