(7/6更新)お兄ちゃんと私part4 (ページ45)

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立ち直れない日々と死への恐怖2 ページ45

それから３０分くらいしてさとっさんも仕事を終えて病室にやってくる

智『お、Aちゃん～』

『智くん！』

智『あれ、泣いた？まさかにの．．．』

和也『んなわけないでしょーよ(笑)』

智『なんだ～』

なんて言いながらおいらは椅子に腰かける

和也『なんか飲みます？』

智『茶ちょうだい』

和也『茶はありません。麦茶ならあるけど』

智『ちょっとにの～(笑)』

和也『はいはい(笑)』

なんて言いながらにのは２人分のお茶とAちゃんのリンゴジュースを冷蔵庫から出す

智『ありがとう～、今日検査とかは？』

和也『３時からＭＲの検査が入ってる』

智『Aちゃんには？』

和也『こんな状況だから言ってない』

智『了解～、手伝う』

和也『ありがとうございます(笑)』

そんな当の本人はそんなおいら達の会話など知る由もなくにのからもらったリンゴジュースを美味しそうに飲んでる
数分話してたらすぐに検査時間近くになってそろそろ検査室に行くことに

和也『Aー、ちょっと出掛けよう』

『智くんはー？』

智『おいらももちろん行くよ』

『やったっ、んふふ』

ニコニコ顔のAちゃん
きっと検査って知ってたら顔が変わるんだろうな
騙すのは心苦しいけど検査は外せないから何としてでも連れて行かなきゃいけないおいら達
ごめんねAちゃん