(7/6更新)お兄ちゃんと私part4 (ページ34)

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史上最大の兄妹喧嘩3 ページ34

和也『お前これで何度目？１度や２度じゃないだろ？ふざけたことしてんなよ！！』

『別にふざけてないしおにぃの知ったことじゃない！！』

Aちゃんが立ち上がってにのに反抗する
そのAちゃんの言葉に頭に来たのかにのはAちゃんの胸ぐらを掴みAちゃんを投げ飛ばした

和也『お前どれだけの人に迷惑かけてるか分かってんのかよ！！』

潤『ちょっとにの！お前やりすぎ．．．』

和也『これは俺とAの問題だからお前らは黙ってろ！！』

『そうやって弱いものいじめて楽しい？自分より弱い立場の人いじめて勝った気になってバカみたい．．．』

悔しいのか涙目でにのを見つめるAちゃん

和也『お前調子乗ってんなよ？誰のために俺がこんな毎日のように病院に通ってんだよ！！』

『来てほしいなんて頼んだ覚えはない！』

和也『お前っ．．．！』

にのがAちゃんを殴りそうになって流石においら達もマズいってなってにのを止める

『だいたいおにぃは何なの？私の気持ちに寄り添おうとしてるんだかなんだか知らないけど正直迷惑』

Aちゃんも相当頭に来たのかすごい剣幕で怒鳴ってる
２人がここまで大きな喧嘩をしたのを見たのは初めて

雅紀『Aちゃん．．．！』

『私が何しようと私の自由でしょ？私の人生だよ？おにぃの人生じゃない！！』

和也『お前は分かってない！！』

『分かってないのはおにぃだよ！！私の気持ち知ってる？私がどれだけ病気の恐怖に怯えてるか知ってる？人が亡くなる度、次は自分かも．．．明日は自分かもって考えて怖くて寝れない』

『それでも明日はやってくるから嫌な治療でも受けなきゃいけないから．．．だから私はそれが嫌で逃げるの。逃げ出すことでしか現実逃避ができないから。みんなみたいにうまく現実逃避できないから。おにぃはさ、そんな私の気持なんて理解できないでしょ？私の苦しみなんて理解できないでしょ．．．？女の子の気持ちなんておにぃ全然分かってない！！』