(8/26更新)今日から友達【神尾晋一郎】5

いつも同じ ページ42

『やめてっ！離して！』









兄『うっせーな、帰んだよ！！お前が居ないせいで俺はストレス溜まってんだから』









『私はもうあの場所には帰らない．．．！お兄さんと約束したから』









兄『は？気持ち悪いこと言ってんなよ。お前の兄は俺だろ？』









『──っ、あなたはもう私の兄じゃない．．．！』









兄『ふざけたこと言ってんなよ！？』









あぁ、まただ
またこの人は私に手を上げる
みんなが見てるのに．．．病院なのに
それが分かってないのかな
それでも逃げることが出来ない私は結局この人の支配下にずっといることでしか生活していけないんだろうか
これだけ離れたいと思ってるのに
こんなにも苦しい思いをして、やっと、やっと自分で一歩踏み出してお兄さんに、お兄さん達に助けを求めたのに
それさえも間違ったことだったのかな









『痛いっ．．．離して．．．叩かないで』









兄『俺の言うことが聞けないなら身体で分からせるしかないだろ？』









『私は．．．私はもう一緒に生活はしていけない．．．』









兄『まだ分かんないのかよ！！』









『私にはあなたと一緒に生活していけるだけの強心臓がないの．．．もうボロボロなんだよ』









兄『ふざけんな！！俺が悪いんじゃなくてお前が全部悪いんだろ！？お前の頭は空っぽか？あ？』









『──っ、もうやめて．．．お願いやめて．．．』

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