(8/26更新)今日から友達【神尾晋一郎】5

本当の兄になると決めたから ページ38

晋一郎side

そう言って泣いた浅沼さんと困ったような顔で泣いてるAを見て俺らもつられて泣いた。
いいとこ全部持ってっちゃうんだから狡いよな
でも本当にその通りだ
俺らだけで決めたこと、Aを全力で守るってこと。
Aの実の兄がダメなら俺らが実の兄の代わりになって彼女を愛して実の兄になるって
みんな思いは同じで、ただ彼女が幸せな世界で笑ってて欲しくって
俺らと同じ環境で同じ目線で同じものを見て笑ってて欲しくって
溢れ出した思いは止まらなくなってた。









晋一郎『本当に、本当に馬鹿だ。こんなにみんなに心配かけて．．．二度とこんなことするな、いいな』









『うん．．．』









拓也『なんで僕らの事思い出してくれなかったの？愛足りてなかった．．．？どうやったら伝わる？本当に心配したんだから、勝手に居なくなるなんて許さないよ、本当に。』









航『遺影なんて僕、Aちゃんに頼まれても絶対撮らないから．．．』









裕一郎『ねぇ、なんで２人共そんな泣いてんの．．．俺まで泣きそうじゃん。やめろよ』









玲央『だって、、、無理ですよこれは．．．』









宏太朗『よかった．．．よかった．．．もうAちゃん嫌い．．．好きだけど嫌い。大好きだけど嫌い』









裕一郎『どっちだよ．．．(笑)』









晋太郎『A、西山くんが救急車呼んでくれたんだよ。ちゃんとお礼して』









『──っ、そんなの知らなかった。。ごめんなさい、助けてくれてありがとう。それと嫌いにならないで？』









宏太朗『元気になったら暫く僕に付き合って貰うからね、いい？僕を心配させた罰だから、覚悟して』









『納得するまで付き合うね』

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