(8/26更新)今日から友達【神尾晋一郎】5

知らない声とよく知る人 ページ27

看護師『Aちゃん、ちょっとスマホ預かっておくね』









看護師が手術の為に彼女の手からスマホを取り除いたとき、タイミングよくスマホの画面がついた。
そこに映し出された写真はあの日、迎えに来てくれた神尾と浅沼と一緒に日光で撮ったプリクラで楽しそうに笑う３人が映ってた









看護師『この人達の為に頑張ろうね、Aちゃん』









それから看護師は着信履歴から彼に電話を掛けた。









晋太郎「もしもし、A？」









看護師「若葉中央医大です。こちらAさんのスマホで間違いはないでしょうか？」









晋太郎「病院．．．？Aのスマホで間違いないですけど．．．」









看護師「Aさんが命を絶とうとされてこちらの病院に運ばれたのでご連絡させていただきました」









晋太郎「え、いまなんて．．．？」









看護師「詳しい話は病院の方でご説明させていただきます。今から来ていただく事は可能ですか？」









晋太郎「大丈夫なんですか！？なんで．．．！」









看護師「詳しくは．．．」









晋太郎「すぐ行きます．．．」









それから直ぐに病院に向かう。
何処から理解して行けばいいのか分からないけれどとにかく今はAの元に行ってやることが最優先だって分かってたから。
病院について救急まで走るとよく知る顔があって驚いた
でも、きっとそういうことなんだろう。









晋太郎『西山くん．．．』









宏太朗『浅沼さん、、、』









晋太郎『ごめん、ごめん．．．』








俺の顔を見るなり泣き出した西山くんを見て思わず彼を抱きしめてた。
彼がAの傍に居てくれたんだ
彼がAの異変に気付いてくれたんだ
きっと誰よりも不安だったよね
怖い思いさせてごめんね。
でも、来てくれてありがとう
見つけてくれてありがとう












宏太朗『僕、怖くて．．．目の前に広がってる光景が理解出来なくて．．．』









晋太郎『頑張ってくれてありがとう、救急車呼んでくれてありがとう．．．』






※一部表現がＮＧワードに引っかかる為、言葉を濁して掲載しています

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