嵐は音もなく ページ49
クリスマスが無事に過ぎて年末も過ぎ去り
1月の始め私は予期せぬ事態を引き起こしてしまった
何度謝っても許されることのないこと
ーー
拓也『いいから走れ!!!』
『でも...』
拓也『早く!!!』
『――っ』
拓也さんの意気に押されて私はその場から走り出す
とにかく...とにかく早く誰かにこれを伝えなきゃ...
それから無我夢中で家まで走った
いつもの帰り道だと見つかってしまうだろうから少し遠回りをして家まで
遡ること数時間前
私は買い物に行こうと家を出たら拓也さんと出くわして
拓也さんも一緒に行きたいと言ったので一緒に買い物に出たら拓也さんが私と一緒に居たのが原因でファンの子に見つかってしまって...
拓也さんは事件に巻き込まれた
ううん、私が巻き込んでしまったんだ、だって...
ーー
家に着いてリビングに行くと翔さんと潤さんが居た
ガチャ
潤『え、Aちゃん...』
翔『何があったの?拓也は?』
『拓也さんが...拓也さんが...!!!』
潤『待って。Aちゃん怪我してる、、、』
翔『何があったの?』
『拓也さんがファンの人に、、、血が...怪我してて...早く行ってあげないと...』
翔『場所は!?』
『駅の近くの脇道です』
翔『行ってくる!!!』
『私も行きます!!!』
翔『ダメ。Aちゃんは怪我してるし潤と一緒に居て』
『でも!!!』
翔『潤、Aちゃんの手当お願い。』
潤『分かった』
『翔さん...!!!』
翔さんに私の声は届かず翔さんはこの寒さの中上着も羽織らずに家を飛び出していった
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作者名:にのかず(ぱある) | 作成日時:2017年12月19日 18時