(6/14更新)君に届けPart5 (ページ2)

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自分が一番にページ2

拓也『ほら、いまならすぐ直ぐ済んじゃうよ』

『あの...』

拓の後ろから出てきたAちゃんは明らかにさっきのことを気にしてる様子
そりゃあんな風に怒鳴りつけて追い出したらそうなるよな、、、

俺とAちゃんの二人
どちらも一歩が踏み出せなくって戸惑ってる

和也『ねぇ、一緒に帰って来たの？』

拓也『うん。駅のほうの公園で一人で居るの見つけて』

和也『へぇー、居ないなって思ってたけどやっぱり外に居たんだ』

拓也『渉にぃ怒ったんだってね』

和也『みたいだね』

拓也『あの渉にぃが珍しい』

和也『勝手に部屋のもん漁ったあいつが悪いでしょ。どう考えても』

裕貴『和』

和也『へーい』

『あの...さっきはごめんなさい。勝手に触ったりなんてして』

渉『うん』

『渉さんのこと、少し拓也さんから聞きました。私、全然知らなくって...本当にごめんなさい』

渉『ううん、いいんだ。ごめんね、俺もちょっとカッとなっちゃって...』

『...』

渉『Aちゃんが見たあの紙、次のシングルのなんだ』

『そうだったんですね』

渉『まだ全然人に見せられるような状態じゃなくって。完成したら聴いてみて』

『はい、ぜひ聴かせてください！』

裕貴『仲直り、ちゃんとできた』

拓也『だね』

和也『...』