eternally136 ページ44
「〇〇記者の〇〇です。
Aさんの嵐脱退、そして引退には
櫻井さんとのことが関係しているのでしょうか」
まさか、その質問が来るとは思わなくて空気が凍りつく。
翔「関係とは？」
少しイラついたような声で記者に聞く翔くん。
「週刊誌で、二股や浮気等の記事が出ていますよね。
その関係で脱退することになったのか、
その関係を聞かせてください。」
横にいる事務所の人も顔つきが変わって、進行役の人に止めるように、話している。
何か返さなくてはと、マイクを口元に持っていこうとすると、
翔「何も関係はないです。
記事につきましては、記事の女性とも、Aとも、そのような関係性になったことがないのが事実です。」
「Aさんはどうですか。」
A 「えっと、、私が引退を決めたのは、記事の内容とは関係は本当になくて、」
完全に空気に動揺してしまう私。
動揺している私に追い討ちをかけるように、
「ですが、写真や証言については、どう説明されますか」
すごくしつこく問い詰めてくる記者。
進行役の人がマイクを手に取り、止めようとする。
「お一人一問になりますので、そこまでで、、」
翔「いや、答えます」
横並びで翔くんの顔は見えないけど、声はすごく怒っているようだった。
翔「私とAが何かしらの恋愛関係になったことは絶対にありません。
それはどのメンバーとも同様です。
嵐でいる以上、そこだけは絶対にありません。
ただ、、」
少しだけ沈黙の後、
翔「ただ、、
過去に私がAに対して、
気持ちがあったことは事実です。」
会場がどよめく。
私も、まさか話すとは思っていなくて驚く。
翔「気持ちを本人に、伝えたことも過去にあります。
ただ、結果的に恋愛関係にならなかった。
これが全てです。
Aも、私の気持ちに何か左右はされていません。
過去にそういうことがあった、それだけに過ぎません。
今回の休止の話し合いよりもずっと過去の話です。
僕たちは、嵐として駆け抜ける。
それだけを見つめて走るだけです。
どうか、ぼくたちを信じてください。」
「Aさんは、櫻井さんに対して恋愛感情は無かったということでしょうか。」
翔くんだけに背負わせてしまって、
私も翔くんを守らなければと思ってマイクに向かって話そうとするけど、上手い言葉が浮かばない。
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
