eternally108 ページ16
すぐに事務所の人と智くんは出て行く。
何も声をかけられなかった。
A 「なんか、すごい落ち込んでたね」
翔「だな」
ニノ「まあ、こういう時はそっとしておきましょう」
潤「俺らにつきものだからね」
相葉「そうだね」
こういう時、みんなはそこまで気にせず普段通りに過ごす。
でも、宮城コンサートの日、
智くんは取材陣に対して、熱愛報道を否定して、「もう一切会わない」と話した。
何が真実かなんて分からないけど、
事務所との話し合いで、きっとそう言うことになったんだろうと想像すると、智くんの精神状態が心配になる。
楽屋でも、ステージ裏でも
思い詰めたような顔をしていて、声もかけられない。
今ファンと顔をあわせなきゃいけないのは、辛いだろうな、と寄り添いたいのに寄り添えない。
登場前、下を向いて、辛そうな顔をする智くん。
みんな、優しく智くんの体に触れたり、軽く声をかけたりする。
A 「智くん」
智「ん？」
A 「何があっても大丈夫。味方だからね。」
智「ありがとう」
無理して、笑う智くん。
こんな優しく、素敵な人たちが
どうしてこんな顔にさせるようなことが起こっちゃうんだろうと悲しくなる。
ステージが始まるとしっかりアイドルしている智くん。その姿がさらに切なくなる。
宮城のコンサートを終えても、ネットでいろんな情報が出続けているみたいで、
智くんはどこか、ぼーっとしていることが多くなった。
どこか嵐でいることが辛そうに感じる。
ニノとお仕事の日
A 「ねえねえ、智くん大丈夫かな」
ニノ「あー、大丈夫だろ」
A 「智くん見てると不安になる」
ニノ「どんな？」
A 「芸能界にいるのつらそうだなって」
ニノ「まあ、芸能には別に興味ないでしょうからね。」
A 「そうだよね」
ニノ「でもあの人は嵐のこと大好きだから、大丈夫ですって。」
A 「そうだと良いな」
ニノ「それよりさ、あなたはどうなの」
A 「わたし？」
ニノ「翔さんと。あれから何にも聞かないですけど」
A 「なーんにもないよ、本当に
もう、完全に終わった感じ」
ニノ「あなたの気持ちはどうなの」
A 「自分でも引くくらい、気持ちは変わってない、笑」
ニノ「すげえな。どんだけ一途だよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 319人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
