eternally107 ページ15
ハワイで嵐の絆を再確認して
自分たちの存在が、沢山の人たちのおかげで成り立っていることを知った私たちは、
恩返しができるようにと、メンバー
一人一人があつくなっていた。
そのまま国内でのツアー、年末を迎え、年を明ける。
2015年
翔くんとは仕事の話や、くだらない話しをすることはあるけど、2人の話をすることもなく、2人きりの時間もない。
嵐として激動の毎日を過ごせているのは、
本当に幸せ。
でも、もう翔くんが、私をまだ好きなのか。
私のことをどう思っているのか。
それは、もう分からなくなっていた。
私だけが、まだ彼を好きでいてしまって、
私だけが成長出来ずに取り残されている。
そんな孤独感が強かった。
両思いだった時があった。
そんな事実さえ夢のように感じて、
私の家で2人だけで過ごした、
あの大切な思い出だけは消えないようにと、
執着が消えなくて苦しい。
嵐でいるのは幸せなのに、
翔くんを見るのは苦しくて、
それくらい、彼のことが好きすぎて
彼しか好きになれない自分が憎い。
ハワイと同じツアーを宮城でやることになったり、
冬から始まるツアーの打ち合わせをしたりと、
変わらず嵐の勢いは止まらなかった。
嵐は順調。
そんな風に誰もが信じていた時、
智くんのスキャンダルが世に出る。
それも宮城でのコンサートの前日に発売の週刊誌で。
発売日の前日マネージャーから内容を聞いて驚く。
A 「智くん、びっくりしたよね、大丈夫かな。」
マネ「取材された日にそのまま事務所に連絡があったみたいですね。」
A 「絶対、反対されるよね」
マネ「Aさん聞いてました？」
A 「このこと？全然。
メンバーと恋愛の話にならないもん。
誰が彼女いるとか、今まで全然知らない。」
マネ「この間、事務所で大野さんに会った時はかなり落ち込んでる感じでしたね。」
A 「そっか。」
いつもみんなには力になってもらってばかりで、
こんな時、どうして良いかわからなくなる自分が不甲斐ない。
週刊誌発売の日、宮城コンサート前日
嵐6人で集まる日、智くんは遅れてきて、いつも猫背な智くんがさらに丸くなっていて
智「みんな、ごめん。迷惑かける。」
と、小さく呟く。
みんなは迷惑、なんて全然思ってなくて
そんな気にするなよと、軽く声をかける。
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
