eternally86 ページ42
ニノに決心を伝えて、心が固まる。
仕事を終えて、翔くんから連絡があるのを家で待つ。
私の家に翔くんが来るのは初めてで、
終わらせるのに、どこか意識してしまう自分がいて。
馬鹿みたい。
と、悲しくなる。
翔くんから電話が鳴って、部屋番号を伝えると、すぐインターホンが鳴る。
心臓が壊れそう。
ガチャ、
A 「翔くん、ごめんね、遅くに」
翔「いや、俺こそ、遅くなってごめん。」
部屋に案内して、ソファに座ってもらう。
A 「紅茶でもいい？」
翔「ん、ありがとう。」
私の部屋を見渡している翔くんを見て、ここにいるのが不思議になる。
A 「はい、熱いから気をつけて」
翔「ありがと、」
少し気まずい空気が流れる。
翔「昨日、悪かったな。」
A 「ううん、、」
翔「俺も、昨日のことで話したいことあってさ、」
A 「ごめんね、昨日の話する前に、聞いて欲しいことがあって、、いいかな。」
翔「うん」
深く息を吸う。
大好きな人を前にすると、
本当はこの関係さえ壊したくないのに、
と決意が揺らぐ。
A 「はあ、、ごめん、、ちょっと、待って」
翔「ゆっくりでいいから。」
A 「あのね、、私、、
もう、気がついてると思うけど、
昨日の話でわかってると思うけど、」
翔「ん、」
A 「ずっと、、ずっと、、、
、、、、翔くんが、、、好きだった。」
初めて、ようやく、彼に気持ちを伝えた。
怖くて、翔くんの顔を見れない。
翔「そうか、、俺、」
A 「まって、最後まで聞いて。」
翔「うん、」
A 「デビューの頃、私塞ぎ込んでたでしょ。
その時に、翔くんが側に寄り添ってくれて、
それが、憧れになってね。
でも、いつからか、ずっと翔くんを目で追いかけてて
憧れじゃなくて、翔に恋してたんだって気づいたの。
ずっとずっと、このまま片想いするつもりだった。」
翔「、、、。」
A 「でも、村上くんと撮られたときあったでしょ。1番最初。」
翔「うん」
変わらず優しい声で聞いてくれる翔くん。
A 「あれは本当に何でもなかったの。
でも、事務所に村上くんとの報道を世間にも、
メンバーにも否定をしないことと、
個人の仕事に拒否権はないっていう約束で
20周年まで嵐にいさせてもらうことになって」
翔「、、知らなかった」
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樹(プロフ) - やっちさん» はじめてのコメントとても嬉しいです。ありがとうございます。彼らの雰囲気らしい終わり方ができたらな、と思っていますので、引き続き読んでいただけると、嬉しいです。 (2021年9月7日 11時) (
レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - こんにちは。読ませてもらってます。ハッピーエンドになりますように (2021年9月7日 8時) (レス) id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月5日 17時
