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連ドラの撮影現場に向かう途中で、急に知らない人に話しかけられる。
「すいません、嵐のAさんですよね。
○○週刊誌の記者です。」
マネ「すいません、取材は事務所にお願いします。」
「Aさんが村上さんのプロポーズを断ったのは本当ですか？復縁はありえますか？」
こういう記者が最近多い。
反応をしないようにして、建物に入る。
マネ「しつこいですね。最近。」
A 「あることないこと、書かれてるよ。
写真集も発売になって、こんな露出して、私らしくないって昔からのファンには言われてるしね。」
マネ「売り上げはすごいですけどね。」
A 「事務所が喜んでくれそうで、何より。」
マネ「力になれず、すみません。」
A 「ふふ、大丈夫だよ、ドラマも順調だし、
何だかんだ最近1人の仕事も楽しいんだ。
さ、今日も頑張ろ。」
ハワイのコンサートも近づいてきて、打ち合わせ、レッスン、連ドラの撮影、取材、写真集の発売イベントの準備、寝る暇もあまりなくて
色んなことを考えなくてすむくらい忙しかった。
レッスンの日、みんなも仕事で忙しくて
翔くんと、私だけだった。
翔「忙しそうだよな、A」
A 「それねー、こんな働いたことないよー、笑」
翔「寝れる時に寝とけ。」
A 「はあい。」
翔「それつけてんの。」
私のリュックにつけている、翔くんからもらった豚ちゃんをアゴでさす。
A 「あー、うん可愛いから、笑」
翔「なんだかんだ使ってくれてる、笑」
A 「へへ、」
2人で話すのは久しぶりで、どこかぎこちなくなる私たち。
翔「別れたのな。」
翔くんから、村上くんのことを話題にされて、どきっとする。
A 「うん、別れた。」
翔「そか、大丈夫か。」
A 「大丈夫。」
翔「写真集もさ、表紙、正直驚いたわ。」
A 「あー、ね。ちょっと、えっちだよね、笑」
翔「無理してねえの。本当に。」
A 「うん、本当に大丈夫だから。
ちょっと、トイレ。」
翔くんの気持ちを捨てなきゃいけない私は、勝手に動いてしまう心がこれ以上溢れ出ないように、
翔くんと距離を取る。
トイレで、顔を洗って部屋に戻ると、
翔くんが知らない女性と話している。
鈴谷「あ、Aさん！」
A 「え、」
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樹(プロフ) - やっちさん» はじめてのコメントとても嬉しいです。ありがとうございます。彼らの雰囲気らしい終わり方ができたらな、と思っていますので、引き続き読んでいただけると、嬉しいです。 (2021年9月7日 11時) (
レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - こんにちは。読ませてもらってます。ハッピーエンドになりますように (2021年9月7日 8時) (レス) id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月5日 17時
