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一際目立つ、立派な一軒家。
そこに帰って来たのは、これまた一際目立つ髪色の女子高生。
玄関の扉を開けると大理石でできた広い玄関に女性の靴。
それを見た女子高生、西園は舌打ちをして靴を脱ぎ自分の部屋へ行こうとした。
だが___。
「帰ってきたら“ただいま”でしょ蘭」
『‥‥』
キッチリとしたスーツを着こなした女性。
西園蘭の母親、西園
西園真紀子は大手化粧品メーカーの社長として働きつつ、教育評論家として有名な人だ。
母親に背を向けたままピタッと立ち止まっていた蘭は、母親を見ることなく再び階段を上る。
母「明日テストなんでしょ?ちゃんと勉強してr((『うるさい‥‥』」
『母親面しないで』
母「‥‥待ちなさい蘭っ。蘭!!」
そう冷たい目で言い捨て、母親の声を無視し自分の部屋の扉を勢いよく閉めた。
『‥‥‥‥最悪』
広々とした自室のベットに倒れこむ蘭。
部屋の外では、母親が蘭の部屋の扉を見つめていた。
とても寂しそうに。
そして母親はすぐに荷物をまとめ仕事へと出て行った。
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作者名:ねむ | 作成日時:2019年4月24日 20時