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ただ黙ってジッと私を見つめる廉。

私は4回くらい連続で瞬きをするほど状況が飲み込めない。









『れ、廉‥‥?』


廉「‥‥かわいいとこあるやん」


『なっ‥‥!!!』









ニヤッとした廉。悪い顔したよこの人!!弱み握ったみたいな顔!!









『も、もう離して!』


廉「え、いやだ」









グッと廉の胸板を押しても腰にまわっている廉の腕が引き戻す。









廉「はぁぁぁ。ホンマにっ‥‥Aっ」


『っ!』


海人「‥‥」ポカーン









ギュッと抱きしめて肩におでこをグリグリする廉。

髪が首にあたってくすぐったい‥‥!









廉「‥‥安心してや」


『な、なにを』


廉「女はAしか興味ない」


『‥‥っ』









「あのー俺もいるんだけど」と言った海人のおかげで廉から離してもらったけど‥‥。

心臓がうるさい‥‥っ。

距離が近いんだよ廉は。すぐ抱き着くし、触るし。



‥‥だけどそれが嫌だと思ってないことは‥‥絶対言えない。





――――――――――――――


―――――――


―――





『ってことがあったの』


勇太「へ〜」


『へー…じゃないよ!!勇太の所為だよ‥‥恋愛要素あるとか嘘つくからっ』


勇太「ふふっ」









「ごめん」っと私の頭をポンポンする勇太。

‥‥クッソ‥‥国民的彼氏腹立つっ‥‥←









勇太「でも知ってる?」


『え?』


勇太「Aが恋愛映画出る時、廉達原作本読んでたんだよ」


『‥‥ん?』


勇太「だからね?廉達も原作本読んで“こんなことまでするん!?”って騒いでたんだよ」


『は、はぁ‥‥‥‥‥‥そんなことしてたの‥‥?』


勇太「うん。キスシーンとか発狂してたかな」


『‥‥』









なんだそれ‥‥←←




リクエストしていただいたもの書かせていただきました!
ありがとうございました!!

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作者名:ねむ | 作成日時:2019年1月13日 13時

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