幸せ

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「「「「箱根だー！！！」」」」






春休みになって待ちに待った温泉旅行

定番の箱根にやってきた。









直美「ねぇ、てかなんで部屋一部屋しかとってないの？」


涼太「ごめん、ちょっと手違いが…」


亜嵐「涼太……」


涼太「２部屋でこんな広くてこんな安いんだーって思ってたんだけど、よく見たら一部屋しかとれてなかった(笑)」


亜嵐「まぁ、いつも俺んちに４人で泊まったりしてるし、大丈夫じゃね？」


直美「たしかに、別に今更気にすることじゃないか」


A「涼太くんに任せっきりだったからね(笑)私たち何も言えない」


涼太「ごめんね(笑)じゃあとりあえずお風呂出たらゲーセンのとこ集合しよ！」


「「「はーい」」」






４人でよく出かけるし、同じ部屋で寝るくらい、今更気にすることじゃない


でも直美はこないだ彼氏出来たし、大丈夫なのかな









直美「わ〜！お風呂めっちゃ広い！！しかも今貸し切り〜♪」


A「直美の彼氏、男の子と旅行行くって言ったら怒ったりしないの？」


直美「しないしない。大人だもん。さすがに同じ部屋ってことは内緒だけど」


A「やっぱ罪悪感ある？(笑)」


直美「まぁちょっとはね。でも亜嵐と涼太だからなぁ。二人ともイケメンなのは認めるけど一回も男として意識したことない」


A「直美、年上好きだもんね(笑)」


直美「あいつらも私のこと女として見てないだろうし(笑)私は男女の友情はあるって思う派。友達は友達。彼氏は彼氏。」


A「男女の友情か…」


直美「あの二人が友達として信頼できるから旅行とか行ける」


A「…そうだね、そうだよね」


直美「あんまり、いろいろ難しく考えないの」


A「うん」




直美に亜嵐のこと好きって言ったことはない

けどもしかしたら直美はわかってるのかも。





でも何も言わずに、そっと見守ってくれる。







男女の友情なんて考えたことなかったな






男女の友情があるんだとしたら…


私はちゃんと亜嵐のことを諦めて、ただの親友に戻ることは出来るのかな。









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