episode45 ページ2
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楽しいBBQタイムはあっという間に過ぎ去り、例のビビり王決定戦の時間が近づいてきた。
宮田「よしっ、じゃあルールの説明するね!!さっき決めたペアでコテージと体育館の周りの道を歩いてもらいます!ビビリ度を判定するのはこのマッチ棒!各ペアにマッチ棒を10本ずつ配ります!配られたマッチ棒はペアで手を繋いで一緒に握ってください!」
優子「え!?2人で握るんですか!?!?」
宮田「そうなんです!代々受け継がれてきたルールなもんで!!」
北山「男女ペアは楽しいかもしれないけど男同士でこれやるのまじしんどいからね!!笑」
いやいや待って。
てことはわたしは高嗣と手繋いでいかなきないけないってこと?
誰得なの。
こんなにドキドキしない手つなぎないわ。
もしペアが健永くんだったらわたし……
こっちは想像するだけで動悸が止まらない。
健永「あの〜、僕はどうすればいいんですか?」
宮田「あっ、ひとりの人はね、普通に握っとけばいいよ!なんなら自分の手握っても!!笑」
健永「全然楽しくないんですけど!!」
玉森「男女ペアのためだけにやってるようなもんだから(笑)また来年ね」
男女ペアでも楽しくない人がここにいます。
完全に優子と藤ヶ谷さんのためだけのイベントだわ。
こうなったらもう2人にいいことが起きてくれることを願うしかない。
宮田「マッチ棒強く握ったら折れちゃうし2人の手が離れたらどっかいっちゃうから、帰ってきた時のマッチ棒がきれいに残ってる数でビビり度を判定します〜!」
優子「じゃあビビり王は千賀くん以外はペアで判定されるってことですか?」
宮田「そういうことだね!ちなみに去年は北山さんと卒業した男の先輩のペアがビビり王でした〜!」
北山「あ〜隠し通そうと思ってたのに!!」
健永「え!横尾さん1人だったのにビビり王ならなかったんですか!?」
横尾「1人の方が思いっきり走れるし絶対いいよ」
藤ヶ谷「まじで一瞬で帰ってきたよね(笑)」
玉森「あれは反則だよ〜」
みなさんお気づきだろうか。
いつもあんなにうるさい高嗣がさっきからひとことも言葉を発していないことを。
高嗣は昔から怖いのダメなんだよね。
そのくせ「怖くねーし!」とか言って強がる典型的なダサ男パターンな。
全然頼りになんないよ。
わたしは相変わらず女子力ないからこういうの全く怖くないからいいんだけどね。
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ななこ - ニカ千めちゃくちゃキュンキュンします!!続き楽しみに待ってます♪ (2020年5月1日 15時) (レス) id: c80137a213 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ(プロフ) - りりりさん» コメントありがとうございます!更新遅くなってしまい申し訳ないです(;_;)頑張って最後まで書き続けるのでこれからも読み続けていただけると嬉しいです♪ (2017年11月21日 16時) (レス) id: 7d31590396 (このIDを非表示/違反報告)
りりり - 更新待ってます!早く続きが読みたいです! (2017年11月4日 0時) (レス) id: f628c30d07 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ(プロフ) - するめいかさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しい限りです(;_;)できるだけ早く更新できるように努めますのでこれからもぜひ読みに来てください♪ (2017年10月15日 15時) (レス) id: 054a8a3c7f (このIDを非表示/違反報告)
するめいか(プロフ) - 毎回楽しみにしてます!!更新まってます! (2017年10月12日 3時) (レス) id: 3574bf0e9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラムネ | 作成日時:2017年10月11日 20時