【荒北靖友】キミが教えてくれた愛

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___荒北side___





金城 ｢紗南ちゃん…怒ったら怖いんだな｣



｢…ハァ？金城は能天気かよ｣



金城 ｢まあ、俺も紗南ちゃんの言ってることに賛成だな。


中途半端はよくないぞ、荒北｣



｢…チッ、わかってるよォ…｣





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紗南チャンと金城に言われたことがずっと頭の中で繰り返される。


むしゃくしゃするから気分転換に自転車ですこし遠くまで走ることにした。



ちょうど休憩できそうな場所があって、ベプシを買って座り込む。


Aチャンのことを考えていると、久しぶりに新開から電話がかかってきた。





新開 ｢よお、靖友。元気だったか？｣



｢んー、まあまあだなァ…急に電話してきてなんか用ォ？｣



新開 ｢まあまあか、元気がなさそうに聞こえるぞ｣





なんだコイツ…エスパーかよ…



｢恋の悩みなら聞いてやるぞ｣ とか言って楽しんでるのが声で分かる。


いつもならウゼェと思うこのノリだけど


今日はなんとなく、コイツに頼ってみようと思った。





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