【荒北靖友】キミが教えてくれた愛

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___荒北side___




あのしつこい女を追い払ってひとりで歩いていると、金城と紗南チャンを見つけた。





紗南 ｢あ！荒北じゃ〜ん！今日は彼女連れてないの？笑｣



｢彼女じゃねぇヨ！！ったく、しつこいんだよあの女ァ…｣



紗南 ｢その割にはいつも一緒にいるじゃん｣





煽るような言い方をする紗南チャンに少しイラッときてしまう。





｢…紗南チャァン、何が言いたいわけ？｣



紗南 ｢別に？本当に嫌ならあの子のこと突き放せばいいのに と思って｣



｢来んなっつてもアイツが勝手についてくんだヨ！｣



紗南 ｢だったら もっとはっきり言いなよ！好きな人いるから迷惑 とか言えないわけ？｣



金城 ｢おい、2人とも落ち着け｣





紗南チャンに捲し立てられて 何も言えなくなった。





紗南 ｢A、泣いてたよ。


あんたら見るたび 傷ついた顔して、


なのに、荒北から貰ったピアスは毎日つけてて…


Aは今もずっと荒北が好きだよ。


でも中途半端な優しさで1番傷つくのはAなの！


私はこれ以上、Aが傷つくところ見たくない｣





そう言って俺を睨んでその場を去る紗南チャンに 言い訳なんて出来なかった。





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