【荒北靖友】キミが教えてくれた愛

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靖友くんのキスは


強引なのに 優しくて 丁寧で すごく愛を感じるキス。


私を通した他の誰かじゃない、


私自身を見てくれてるのが伝わって涙が溢れた。




私はこうやって自分自身を見て欲しかったんだ。


誰かの代わりの 偽りの愛じゃなく、


優しくて温かい愛が欲しかったんだ。




真っ直ぐで迷いのない真剣な瞳で


私を見る靖友くんから目が離せない。


“好き” ってこんなに満たされる言葉だったっけ。


靖友くんに言われた言葉が心に刺さる。




｢でも…靖友くんのこと傷つけたくない…｣




こんな気持ちのまま甘えて縋ったら、


傷つけてしまうんじゃないかと思って怖い。


すると靖友くんは優しい目で私を見る。




｢別に今すぐ俺のこと好きになって欲しいなんて思ってねぇヨ。


Aチャンが寂しい時とか苦しい時、


頼るのはソイツじゃなくて 俺にして欲しい。


俺の鼻はスゲェ利くんだァ、いつでもどこでも駆けつけてやんヨ｣




そう言って頭を撫でて微笑んでくれた靖友くんに


少しだけ胸の奥がキュンとした。





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