No.14 ページ14
【SAKURAI】
…ねぇ聞いて。
相葉くんが空に向かって祈り始めちゃった。
いや、思いの強さは分かるよ？
俺も言っちゃった手前、後には引けないし。
智くんに、どうにか水を克服してもらいたいって思ってる。
今は俺と和也くんの2人だけでプールに浮いてるし、和也くんも智くんがいなくて寂しそう。
相葉くんは椅子に座って、眠った智くんを抱き抱えて、空を見つめてぼーっとしちゃって。
あれは絶対太陽とか神様に向かって祈ってるよ。
もう間違いなく。
A「ねぇ！ねぇねぇ、翔ちゃん！！
みてみて！！」
S「…へ？」
和也くんと二人でぷかぷか浮き続けてたら、耳に飛び込んできたでっかい声。
A「晴れた！晴れたよ、翔ちゃん！！」
S「…え。
…ええっ？！」
智「…ぅ…、ふぇ…っ…！」
A「あ！
ご、ごめん、智くん…！
泣かないで…！」
相葉くんのでっかい声に叩き起された智くん、泣き始めちゃったよ。
和「さと…、へーき…？」
智くんの滅多に出ない涙が出ずっぱりの今日は、和也くんも本当に心配そう。
でもね、きっと今は大丈夫。
S「ふふ、大丈夫。
相葉くんの声で起きちゃったんだね。
気持ちよく寝てたのに！って相葉くんに怒ってるんだよ。」
和「ほんと？」
S「うん。」
和「くふふ、さと、ねるのだいすきだもんね。」
不安そうだった顔に、柔らかい笑みが浮かぶ。
S「じゃあ、そろそろ1回上がろっか。」
和「うん。」
こくんと頷いた和也くんを、浮き輪から出してプールを出た。
タオルで包んでから、2人の元へ向かう。
まだちょっと寝起きでぐずぐずしてる智くんを、必死に宥める相葉くん。
そこへ和也くんが、はいはいで助けに向かう(笑)
和「さと、おはよ。」
智「んぅ.…、かず…っ…。」
和「んふふ、どーしたの？さと。」
智「んー…、ぎゅーっ…。」
大好きな和也くんにぎゅってしてもらった智くんはご満悦。
嬉しそうにくふくふ笑ってた。
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智宮SK(プロフ) - (名前)ゆぃ@あらしっくす←さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて、嬉しい限りです。色々な試練もありますが、暖かく乗り越えていけるようなそうな作品にしていきたいと考えております。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年1月20日 15時) (
レス) id: 5c0a0b0fa2 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆぃ@あらしっくす←(プロフ) - 智宮SKさん、いつも更新楽しみにしています！設定も内容もものすごく良くて、本編の方もこちらの方も大好きです。語彙力低くてすみません(笑)これからも更新楽しみにしています！陰ながら応援しています。 (2019年1月20日 0時) (レス) id: 8d153c8151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろしば | 作成日時：2019年1月6日 1時
