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🐉 ページ18

夏油傑side

菅田「夏油様、‎神式様がお見えです。」

夏油「お、もうこんな時間かい。あとは任せたよ。」

菅田「はい。」

重くて暑苦しい袈裟を脱いで、少ない私服を取り出す。

軽くなった足取り。

気分良く玄関に向かうと、見慣れた横顔が見えた。

夏油「A。」

『お。やっと来た。菅田さんも久しぶり。』

菅田「お久しぶりです。神式様。」

『これ、美々子と菜々子に。』

夏油「いつも悪いね。」

『全然。2人には少しでも美味しいものを食べさせたいからね。』

綺麗な笑顔で首を少し傾けるAは、雌猿なんかより全然美しい。

鎖骨まで見える服。

そこから見える赤い鬱血痕。

夏油「……猿と交 尾かい?」

『甚爾さんを他の人間と一緒にされると困るな〜…あの人が天与呪縛というのは知ってるでしょ?』

Aから、伏黒甚爾、灰原が生きていることを伝えられたのは私が離反して3年程経った頃だ。

最初は、あの時星漿体の天内理子を殺した人間を匿っているということにAへの怒りを感じたけど、今のところ害は無いから野放しにしている。

夏油「君にはもっといい相手がいるだろうに…私とかどうだい?」

『うーん。傑の考えが変わるのなら考えてあげなくもないかな。』

夏油「君を私のモノにできるなら、なんでも聞くさ。」

『じゃあ、人間を殺したりしない。

って言ったら困るでしょ?

傑は呪術師だけの世界を作るためにやっている事なのに。』

夏油「そうだね。それは困るね。

……やっぱり私はAを“こちら側”に迎え入れたいね。」

そう言うと、Aは困ったように笑う。

『僕はあの時限りで人を殺すのはやめたんだ。正直、今でも殺した感覚は残ってるし……呪霊なんかより全然脆かった。』

夏油「……君は、本当に呪詛師なのか疑うね。」

『甚爾さんにもよく言われるよ。でも、人殺しなのは変わらないし、これからも背負っていくつもり。

高専時代みたいに縛りとかなく呪霊祓えて、尚且つお金も稼げるから楽なのは楽かな。』

夏油「……勿体ないね、Aがいれば私の夢なんてすぐに叶うのに。」

『難しいと思うよ。きっと、悟が止めに来る。

相打ちになってもね。』

カランと氷が溶けて動く音がした。

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バナナプリン - 更新待ってました!!!ありがとうございます!!いつまでも待ってますので無理なさらず!!🍌 (1月5日 1時) (レス) @page38 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ねかあさん» 変わってるんですかね…?笑 ちょこちょこ修正はしてます! コメントありがとうございます! (11月9日 23時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - なんかだいぶ変えました?おもしろいです! (11月8日 23時) (レス) @page12 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - バナナプリンさん» ありがとうございます🙇‍♂️これからも頑張ります💪 (10月31日 10時) (レス) id: 374b771f83 (このIDを非表示/違反報告)
バナナプリン - すっごい好きです…。ありがとうございます🍌 (10月31日 2時) (レス) id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://thjkar.smd1209  
作成日時:2023年9月24日 4時

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