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発狂374回目 ページ41

Aside


「先生ッ…!」



さとみ君が怒ってるのがわかる



さ「ねぇ、俺のAに何すんの?」
「別に何も…」
さ「さっきジュースぶっかけたのお前らだろ」
「…何の事ですか」



これ以上はまずいな



『大丈夫だから騒がないで』
さ「騒いでねぇし…」



はいはい戻りますよーと腕を引いてその場を離れる



さ「お前…何で離れたんだよ」
『何でって…、面倒くさいのは嫌だから』
さ「面倒くさいからって…これはお前の為に…」
『私の為を思うなら黙ってて』
さ「無理に決まって…!」
『なら近づかないで!』
さ「それは無理に決まってんだろ!」



お互いにヒートアップ



『自分の身なら自分で守れる!余計なおせっかい!』
さ「何がおせっかいだよ!結局危険な目に合うくせにッ!!」
『っ!?』



わかってた



さ「ほーら、何にも言い返せない」



そんなのわかってる



さ「だからお前の為に俺達が…」



私が強くない事なんて……



『そんなのわかってる!!でも…』
さ「でも…なんだよ…」
『私より、さとみ君達の方が弱いくせにッッ!!!』
さ「っ……」



ついカッとなって言ってしまった



さ「……あっそ」



でも、もう遅かった
私はその場から走って離れる
自然と涙がこみ上げてくる



『ぅ……グスッ……』



私は、人目のつかないところへ涙を流しながら走った




--------------------------------------
さとみside


むきになって言ってしまった
どんな無理をしてでも俺達に迷惑をかけないようにしてくれてたのは知ってたのに



___『私より、さとみ君達の方が弱いくせにッッ!!!』___



Aの言葉が脳裏に浮かぶ



確かに、俺達はAより強くない
なーくんでさえ負けるレベルだ
何で素人であんなに強かったのかは謎で、本人も知らないらしい



?「なーにしてんの」



Aかと思って後ろを振り返る



愛「さとみ君………って、何で泣いてんのよ!?」
さ「何だ。てか何言って………あれっ」



頬に手を当ててみると、涙でびしょびしょだった



さ「あれ……おかしいな…」



いくら目を擦っても涙が止まらない



愛「もしかして…、Aと喧嘩でもした?」
さ「喧嘩じゃ……ねぇし…」
愛「何があったのかは知らないけど…。ほれほれ、そんな顔じゃ女子に顔向けできないぞー」
さ「ヒッグ……うぅ……」



いくら弥橋からの言葉を受け取っても、俺の涙が止まることはそうそうなかった

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リナ@僕の推し達最強 - お返事ありがとうございます!質問失礼しました💦このお話僕大好きで4周目です!無理せず頑張って下さい! (2022年2月20日 10時) (レス) @page33 id: 5c5ea0ce46 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - リナ@僕の推し達最強さん» 子の年齢にしてはだいぶ大きいですよぉ (2022年2月20日 6時) (レス) id: d37a9774d9 (このIDを非表示/違反報告)
リナ@僕の推し達最強 - 初コメ失礼します。Aかっぷって大きいんですか?   この作品好きです (2022年2月19日 22時) (レス) @page33 id: 5c5ea0ce46 (このIDを非表示/違反報告)
stpr推し-紅葉 - 1対3→1体3になってます (2022年1月16日 15時) (レス) @page13 id: 0be15be147 (このIDを非表示/違反報告)
月の光(プロフ) - うっやばい尊すぎるしぬ(なーくん推し) (2022年1月9日 13時) (レス) @page50 id: 14cd6ae491 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朧月 | 作成日時:2021年11月21日 12時

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