転生したら推しが殺し屋になってたマジ卍７[stpr]

発狂308回目 ページ23

Aside


『……殺るか』
愛「漢字が違う気がする」



The☆不機嫌



---1時間後---



『以上』
愛「ﾁｰｰｰﾝ」



玄関まで送って行くと、愛菜はもうﾀﾋんでいた



愛「お前容赦なさすぎ…」
『いろいろとあったんだよ』
愛「あーはいはいそーですか」
『気をつけろよ』
愛「ん」



愛菜も帰って部屋に戻ろうとすると、ジェル君に引き止められる



ジ「A、今日何かあったん？」
『うん、いろいろとあった』
ジ「いや…何かいい匂いしてるんよ、帰ってきてから」



あーどーしよ
絶対先輩の匂いだ
先輩柔軟剤のいい匂いしてたわ
な組の嗅覚舐めちゃダメだ



ジ「まぁええや、こっち来ぃや」



腕を広げられてその中に入る
と、耳元で囁かれる



ジ「俺の匂いで上書きや…」
『へ…？//』
ジ「ﾁｭｯ_かわえぇなぁ…」



ほっぺにキスをしてから、どっかに行った
不意打ちはアカンて……



---翌日……の、放課後---



部活やなんやらでみんながザワザワしていたのに、いきなり周りが静かになる
……昨日と同じように
私は席で小さく縮まる
愛菜に盾になってと目線で訴える



壱「……来い」



私の前に先輩が立つ
とてつもないオーラを出しているからか、クラス全員がビビってる
愛菜がヒュッと教室から抜け出しているのを、私は見逃さなかった
あいつ逃げたな？



『言いましたよね？私、放課後用事があるので』
壱「いいから」
『よくないです』



席を立って帰ろうとすると、先輩に持ち上げられる
お姫様抱っこではなく、これこそ拉致みたいになってる
……うん、こいつバカ？



さ「お前、何してんだよ」



救世主登場ぅぅぅぅぅぅぅぅ
これこそ白馬に乗って来た王子様だよ…
愛菜が後ろでウィンクしてる
愛菜に感謝ぁぁぁぁぁぁ
読んできてくれてありがとぉぉぉぉぉぉぉぉ



壱「何って……用があるだけ」
さ「だからって無理矢理連れて行くのはダメだろ」
壱「は？お前には関係ないだろ」
さ「先生にお前呼びか？…とりあえずその子をおろせ」



怖い怖い怖い
お互い殺意出てるよ
さとみ君フルボッコにするときの殺意だし、先輩今にも手が出そう



壱「嫌だって言ってんだろ、いいからそこどけ」
さ「どくわけねぇだろ」



愛菜が口パクで“これヤバイよ〜？”と言っている
…これ聞き取れた私凄くない？



さ「おい、どこ行く！」



先輩はさとみ君を無視して歩き進める



『えぇっと、私は大丈夫だからお気になさらず〜！』



どこが大丈夫なんだよ

発狂309回目→←発狂307回目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す