転生したら推しが殺し屋になってたマジ卍６[stpr] (ページ40)

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発狂276回目ページ40

Aside

あの後どうにかして説得して離れてもらった

Prrrrr

愛《お前家いないのかよ》
『つまりお前は朝の7時から人ん家に凸ったのか』
愛《よくぞおわかりで》
『切るね』
愛《待て待て待て待て待て》
『なーにー？』

こちとらまだ朝飯食ってないんじゃボケ

愛《お前今どこいんの？》
『温泉旅館』
愛《写真送れ》
『そしてその写真をクラスにばら撒かれるのを私は知っている』
愛《そんな事しませんよぉ〜♡》

そのまま電話を切る
と、さとみ君が後ろから抱きついてくる

さ「朝ご飯、食べに行こ」
『またバイキング？』
さ「そう」

離してくれないさとみ君を連れて朝ご飯を食べに行く

『あ、桃見っけー』
さ「俺も」

何を食べようかと選んでいる時も、ずっと引っ付いて来るさとみ君
…怖いんだけど

『いただきまーす！』
さ「いただきます」

パクパク食べていると、さとみ君の視線に気付く

『すっごい食べづらいんだけど…』
さ「ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ」
『連写すんなし』
さ「可愛い…_ﾎﾞｿｯ」

ここで食べるご飯は朝で終わりらしい
朝ご飯を食べたらここを出ると

さ「A、そろそろ出るぞ」
『はーい』

荷物をまとめ、エントランスに行き、車に乗る
帰りの車にて…

さ「楽しかったか？」
『うん、楽しかった！連れてきてくれてありがと』
さ「そっか、よかった…」

嬉しそうに笑う
と、帰り道が少し違う事に気がついた

『あれ？どこ行くの？』
さ「気付いたか？少し特別なところに連れてってやるよ」
『特別なところ？』
さ「まだ秘密な」

さ「A、起きろよ」

…あれ？
寝ちゃってたみたい…
……いつもなら目の前に顔あるのに……珍し

さ「ついたぞ」

私の体を起こしてくれる

『ありがとう』

と、今度は手を出してきた

さ「さぁ、足元に気をつけて」
『じゃあありがたく』

さとみ君の手を取り、車を降りる
と、そこは街を一望出来る丘の上だった
街が一望出来る＝絶景

『すごい…』

その絶景は、まるで一枚の絵画のよう
吸い込まれていきそうだった

さ「ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ」

横からやたらと連写音が聞こえるなと思いさとみ君を見てみる

『いや被写体私かよ』

ニカッと笑っている

『ちょ、撮り過ぎじゃない？』
さ「大丈夫、プリントアウト代は余裕で足りるから」
『えプリントアウトしてんの？』
さ「そろそろアルバム2冊目入るよ」
『ゑ？』