スカウト生の無気力男子【アオアシ】 (ページ1)

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第一話ページ1

名前は凪誠士郎で固定です。
性格とかもできるだけ似させますが、そもそも世界線が違い過ぎるのでどうなるか分かりません・・・

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「なぁナギ、俺・・・」

『んー？』

いつも自信満々でお調子者のアシトが珍しく真剣な声色で話しかけてくるので、この間の県予選の事をまだ引きずっているのかなと思い、グラウンドの横で仰向けに寝転がりながら耳を傾ける。

「東京のユースに誘われたんやけど、どうしたらええと思う？」

『え、行けばいいじゃん』

「俺やってそうしたいけど・・・ウチ、貧乏やから。母ちゃんにもお金がないって反対されちまったたし」

『何言ってんのバカ』

ムクッと起き上がって手を伸ばし、隣に座っているモジャモジャ頭にデコピンする。

「イッテー!!何すんだよ!?」

『お金なら、将来プロになってから返せばいいじゃん。
サッカー選手ってプロで世界レベルになれば１年で10億とかだよ』

「10億!?ホントか!?」

『うん。誰かに教えてもらったことがある』

誰かは覚えてないけど、と付け足してグッと伸びをする。

アシトは、しばらく黙ったあと突然勢いよく立ち上がり、こう言った。

「・・・よし、そうだよな!!
今まで迷惑をかけたぶんサッカーで返さないかん。
ナギとはお別れになるけど、お前もサッカー続けろよ!!」

『えーやだよ。めんどくさーい。てか、セレクション受かる前提なんだ』

「当たり前や!なんせ俺は天才FWだからな!」

そう言ってまた練習に戻った。

「ほら!やっぱりアシトだったでしょ!
　最近ずーっと放課後練習してんの」

「ほ、本当だ!で、でもなんでこんなところで？
あそこでサッカー部練習してるのに・・・交ざればいいやん」

「バッカねー引退したからって気遣ってんのよ！それでも見守りたいっていう愛情よ！泣けるワー」

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この続きは書くのが面倒になったのでとばします。