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頭がぼーっとする。
何も考えたくなくなる。
『無』になりたがる。
ミク「…さて、Aの家を見てみよっか。 …ん、あれ」
『……どうしたの』
ミク「彰人…？」
『…え？』
ミクの見ている空間には、私の家の中が浮かび、
そこにはお母さんと東雲くんが居た。
『東雲くん…！？』
お母さんと話している。
一体何を…まず、どうして……
母親「貴方は、幼馴染なだけでしょう！」
彰人「そうです。 でも…」
母親「…」
彰人「ちゃんと、あいつの事も気に掛けてやって下さいよ」
母親「…出て行って下さい」
乱暴にドアが閉められる。
どうやら雨が降っていたらしく、東雲くんは傘を差した。
「〜♪」
『！ …たぶん、東雲くんからだ』
ミク「出た方が良いと思うよ」
ミクの言葉に頷いて、通話ボタンを押した。
『…もしもし』
彰人「お前、今どこに居る？ 何で家に居ねぇんだよ」
責めるような言葉でも、東雲くんの声は優しかった。
心配してくれたんだな、と思って私はミクに視線を送る。
ミクは数秒考えたような顔をした後、黙って首を横に振った。
彰人「…おい、A？」
『…どこにも居ないよ』
彰人「は？」
『私はどこにも居ないよ』
彰人「は？ ちょっ、おい！ どういう事だよ！？」
酷く慌ててる。
スマホを耳から話すと、遠ざかっていく東雲くんの声。
“ 通話終了 ” を押し、息を吐く。
『…誰も彼も、何でだろうね』
リン「…っ」
『私が消えたがってるんだから、ほっといて良いのに。
…その否定が、余計苦しめてるって事…分かんないのかな』
呟いて、体育座りした膝に顔を埋める。
皆、「分かる」とか「そうだよね」とか言わないで。
どうせ分からないくせに ──── 。
『っ…何でよ……天馬さん…』
信じてたのに、救ってくれると思ったのに。
『ユメ』の中で言わないで、あんな事。
“ お前には、無表情が似合うな ”
全部、嘘だったのかな。
『ユメ』だって分かってるけど…天馬さんの事、
見たくないな。
ミク「…ねぇA」
『…何』
ミク「君と仲良くなれる子、呼んであげようか」
リン「…ミクちゃん、連れて来たよ」
ミク「ありがとうリン、私達はこっちに行こうか」
『え…な、何で？』
ミク「来て良いよ、瑞希」
「はーいっ♪」
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くるせ - ありがとうございました。 (2022年5月8日 8時) (
レス) @page35 id: 0ec07efeca (このIDを非表示/違反報告)
ramune - 自分も女子ですが、一人称は『僕』です。『僕』でも良いですよ、僕の周りは受け入れてくれていますが、両親の前で言うと怒られますけどね笑 気にしないで、好きなように生きて下さい。最後になりましたが、コメントありがとうございました！ (2022年5月7日 18時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
くるせ - こんなタイミングで申し訳ないです。 (2022年5月7日 14時) (レス) id: 0ec07efeca (このIDを非表示/違反報告)
くるせ - 主さん、ごめんなさい。ちょっと相談があるのですけどいいですか。自分のことは[僕]といっているのですけど、僕は、女子なんですよ。別に僕でもいいですか？語彙力がなくてすみません。 (2022年5月7日 14時) (レス) id: 0ec07efeca (このIDを非表示/違反報告)
ramune - 皆様へ ⇨ 僕は一応、続編は書くつもりです。 コメントが無かったら続編を作ります。 (2022年5月5日 9時) (レス) @page34 id: 45ea99015c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ramune | 作成日時：2022年3月11日 20時
