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飴が降った日／姫宮桃李 ページ2

色とりどりの傘が空中を揺蕩い、街行く人々の目を奪う。
一度でいいからこの光景を自分の目で見てみたかった。
口煩い執事も今日はいない。これがずっと憧れていた一人旅、というものなのか。



この風景を見ているとふと、高校の時のことを思い出す。




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「えっ」



そう声が聞こえたから、反射で上を向いただけだった。上を向いた僕の目に写ったカラフルな色が僕の元へと降り注ぐ。









＿＿＿それは飴が降った日のことだった。

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アンズ(プロフ) - 近年稀に見るオシャンティー小説！！！文の一つ一つにセンスを感じる素晴らしい小説です！ (2019年12月18日 12時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：4月1日 | 作者ホームページ：　  
作成日時：2019年4月1日 15時

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