第167Q ページ31
和君にしがみつきながら玄関まで行く。
お迎えに来てくれたのは大輝だった。
青「A!!」
名前を怒鳴られ、ビクッと体が震える。
…すごい怒ってんじゃん！
嘘つき！
和君の背中を軽く殴る。
高「いって！…大丈夫だって、Aちゃん。」
ブンブンと首を激しく横にふる。
大輝の目の前に和君と二人で立つと、怒っているのがよく分かる。
和君の服の裾を小さく握って隣に立つ。
青「(イッラァ〜)」
何かどんどん怒っていくような気がするんだけど何で!?
顔みるとムカつくって位まで怒ってんの!?
…てか大輝は何で怒ってるんだっけ？
そもそも怒ってたっけ…？
まぁいいや。
青「早く帰んぞ。」
貴「………嫌。和君とこ泊まる。」
高「Aちゃぁん!?」
だって怒ってるもん。
怖い。
服の裾を更に強く握る。
高「……Aちゃん。」
青「(イラッ)」
よしよしと頭を撫でられて少し安心する。
青「いいから早く帰んだよ！」
貴「わっ！」
腕を引っ張られて、大輝に抱きしめられる。
貴「嫌だー！離して!!」
青「暴れんなバカ！」
腕の中で半回転して和君の方に手を伸ばす。
貴「や…怖いよぉ、やだぁ…和君、」
軽く泣きながら助けを求める。
和君も辛そうな顔をしながらこっちに向けて、手を伸ばす。
少し安心して気を緩めると、
貴「へっ？んっ…!?」
見開いた目の前にあったのは、大輝の顔だった。
上を向いてキスをしているので正直息が苦しい。
酸素を求めて口を開けると舌が入ってくる。
貴「ぁっ…だい…ん…き……？」
青「よし、」
解放され、深呼吸をする。
いや、何が“よし”なのか分かんないんだけど。
青「やっと俺の名前呼んだな！」
ニカッと笑うその顔に、とても安心する。
不安が一気にどこかに行った。
青「ほら、帰んぞ。」
貴「ぁ、うん。」
頷いてから、和君の方を見る。
貴「和君、迷惑、かけてごめんね！また明日。」
高「ぁ、…おぅ、明日な！ちゃんと誰かと一緒に来るんだぞ？」
貴「…うん。」
相変わらず過保護だった。
…てか、皆も怒ってないといいんだけどなぁ。
ラッキーアイテム
革ベルト
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空良(プロフ) - 杏都さん» こちらこそ閲覧ありがとうございます！がんばりますね！ (2013年2月22日 14時) (
レス) id: 52c444a225 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - かほさん» 作者は紙ですね！ 鼻血は…チョコレイトが原因です！（笑 (2013年1月9日 7時) (レス) id: 7020a074e6 (このIDを非表示/違反報告)
スノー(プロフ) - 空良がメールしないからつまんない！ (2012年10月28日 22時) (携帯から) (レス) id: 4f791cd654 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - にゃんころりん☆さん» ありがとうございます！(*≧∀≦*) かっこいいですよね♪ (2012年10月28日 18時) (レス) id: 52e74d3d75 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころりん☆(プロフ) - 高尾〜〜〜〜〜〜〜〜〜//超かっこいい！！！ (2012年10月28日 17時) (レス) id: 141e3cdd2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/posutomidori/
作成日時：2012年9月2日 10時
