21 ページ24
『え、ええよ。私は…今でも仲良くしてくれる大事な友達の安否が心配や…！』
一｢今はあまり、周りの人に言ってほしくない。…実はな…碧棺合歓…合歓が…中王区にいるんだ。｣
『中王区…？な、なんでなん…？』
一｢俺だって知らねーよ…ただ…紙にはそう書かれてあったんだ｣
『その紙って…兄ちゃんが持ってたんよな…？』
一｢簓さんが持ってたんだ…けど違う。紙には簓さんじゃない名前が書いてあった。｣
『別の誰かなんやね…？で、その人ってのは…』
一｢俺の…親父だったんだ。｣
『…え？一郎のお父さんって…もういないんじゃ…』
一｢二郎と三郎、そしてお前にはそう言った。けど…生きてるんだ。｣
『嘘…だったん？』
一｢そういうことになる…｣
『一郎……』
一｢すまん、今はあまり話せないんだ…また、今度話す。｣
『…そっか。そうやね。疲れとるやろうしゆっくり休んでな。おやすみ。』
一｢おう。｣
ﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟｰ…
合歓ちゃんが…中王区の人間に…？
それを兄ちゃんが知ってるんか…？
一郎のお父さんは生きてる…？誰なんや…？
あかん。頭がいっぱいいっぱいや。
『兄ちゃん…！』
簓｢どうしたんや？｣
『なんか私に…隠してることあらへん？』
簓｢あー…バレてしもうたか…すまん！お前のメロンゼリー食ってもうたんや！！！｣
『いやそれちゃう。てか食べたん！？』
簓｢ちゃうんか…じゃあ…なんの事や？｣
『お兄ちゃん…一郎に渡した紙…あれは兄ちゃんが書いて渡したんか…？』
簓｢いや、ちゃうな。｣
『…へ？』
簓｢あれは零から預かったんや。｣
『あ、確かにそう言うとったな』
簓｢そうやよ｣
(じゃあ一郎のお父さんは天谷度零…？)
簓｢それがどうかしたんか？｣
『よ、よかったぁぁ…兄ちゃんが闇の組織の住人やったらどうしようかと思た…』
簓｢そんな悪事は働かんよ。なんかあったんか？｣
『ん、いや特に』
簓｢そうか、まぁこうして無事にAが家に帰ってこれたんや。兄ちゃんは一安心やで。｣
『メロンゼリーの話、そらせたと思たら大間違いやで。』
簓｢げ…まぁまた買うたる！｣
『本当に約束やよ？』
簓｢約束や！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 248人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
和菓子(プロフ) - ラムさん» リクエストありがとうございます!!一応メーカーで何となく作ってみたのですがなかなか納得がいかないため今出してしまうと周りの皆様のイメージを壊してしまう可能性があるかもしれないので少し検討をさせていただきます...!!申し訳ないです… (2021年1月9日 14時) (
レス) id: 916d27e2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月27日 20時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
和菓子(プロフ) - ひょぉ！さん» ありがとうございます！ (2020年10月25日 14時) (レス) id: 916d27e2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ひょぉ！(プロフ) - 夢主が簓くんの妹の小説やっと見つけました！(*´∀｀*)なかなか見つからず探してたんです！とても面白いです！これからも無理ない程度で更新頑張ってください！ (2020年10月7日 23時) (レス) id: 0b08c3a725 (このIDを非表示/違反報告)
和菓子(プロフ) - 陽奈子さん» ありがとうございます！母が関西の方にいたので笑お恥ずかしいミス､､､ご指摘ありがとうございます！ (2020年1月6日 17時) (レス) id: 3bfefce6ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらもち | 作成日時：2019年12月31日 13時
