天馬とペガサス ページ8
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「
あのマフィア狩りで有名な…？」
「あー…まぁ、そうらしいな」
ディオネが狩るのは悪徳マフィアのみだが、
何故か“天馬に会うと見境なく潰される”という
不名誉な噂になってしまったらしい。
そればっかりは溜め息だ。
「マフィア狩りっつっても悪徳だけだぞ。
人体実験とか、麻薬とかやってる奴ら」
「…そう、なんですか？」
「そうなの。
なーんでそんなデッカくなってんのかねェ…」
心底分からない、といった表情で
肩を竦めて見せたディオネ。
それを見た青年の顔に笑みが浮かんだ。
「…貴方、変な人ですね」
「あぁ…狂ってるってよく言われる」
「クフフ…そうでしょうね。
どうやら貴方は敵じゃないようだ…」
そう言った青年の手から三叉の槍が消える。
クスクスと笑ってるところから見て
本当にディオネを敵ではないと判断したらしい。
「…分かってくれたならいいけどさ…
変な人って何か酷くねぇか？」
「だって、脱獄犯である僕らを見逃すどころか
引き取ろうとするんですから…やっぱり変な人です」
「そんなもんなんかねェ」
ディオネからしたら変でも何でもなく
ただ単に自分の利害と一致したから声をかけたのだ。
まさか変な人と言われるとは思わなかった。
「クフフ…僕は六道骸、といいます。
後ろにいるのは犬と千種です」
「…城島犬ら」
「…柿本、千種」
ディオネと青年…否、骸の会話を聞いていた二人も
ディオネは無害だと判断したらしい。
骸に促されて渋々だが名乗ってくれた。
「あの、ディオネさんは…」
「あー…
俺さ、家出もどきしてっから名前広めたくねぇんだ」
だからキャバッローネとは名乗らなかったし、
依頼を受けるときも幻覚で誤魔化してる。
別に悪いことをしてる訳じゃないのだが、
いかんせん、兄に見つかると面倒なことになる。
面倒事は避けたい。全力で避けたい。
「そうなんですか？
じゃあ…天馬さんは…」
「天馬って呼び捨てでいいって」
「いや、それは、えっと…天馬くん、は…その…
本当に僕らを拾おうと思ってるんですか…？」
さっきまでの笑みを綺麗サッパリ消して
不安げな瞳で見上げてくる骸。
ディオネは骸に向かって優しく微笑みかけると、
再び彼の頭をすくように撫で始めた。
Continue…
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ルーク(プロフ) - ☆さん» どちらにも知り合いが居る…と言う事は天馬君の事ですね♪それは…まぁ、後のお楽しみと言う事で！ (2015年6月2日 22時) (
レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
☆ - そういえば夢主はヴァリアーにも、ボンゴレにも、知り合いがいたねっどっちにつくのかなっ♪ (2015年6月2日 22時) (レス) id: 44695f2e16 (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん(プロフ) - ＊桜覇＊さん» ありがとうございます!!そんなに面白いと言って頂けるだなんて嬉しいです♪これからも黒猫さんと共に頑張っていきますね! (2015年5月1日 19時) (レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
＊桜覇＊(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続き楽しみにしています！ (2015年5月1日 7時) (レス) id: 3cb7640a88 (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん(プロフ) - 銀色蛍♪さん» ありがとうございます!これからも2人で頑張って行きます!!! (2015年3月28日 7時) (レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
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