天馬の迷い ページ48
『ククッ…手袋だってよ』
『笑ったら可哀想ですよ天馬くん』
いや、だってよ…
確かにシナリオ通りっちゃ通りだが…
だからって手袋はねぇだろ手袋は。
もうちょっと何かなかったんかねェ。
『でもまぁ、アレが出たってことは終盤だな』
『ですねぇ。終わったらゆっくりしましょうね』
『あぁ』
まぁ…
ほんの束の間の休息だけどな。
これが終わったら今度は次のシナリオだ。
…あ、スクと会えるかもじゃん。
バカ兄貴追いかけたっきり会ってねぇからなァ…
急に消えたから心配かけたかな…
会ったらまず謝っとかねぇとな。
『…あ、でも俺どっちにつこう…』
『何がですか？』
『いや、こっちの話』
骸達はボンゴレ側だろ？
んで、スクはヴァリアー側だろ？
ついでにバカ兄貴と湊はボンゴレ。
そしてザンはヴァリアー。
…俺どうしたらいいんだろ…
中立の立場でいたいけど…
アイツら許してくれんのか？
…どうすっかなァ…
「骸……お前を倒さなければ……
死んでも死にきれねぇ！！」
『…お、きたか』
仲間の小言による内なる闘気の解放。
仲間を守るために強くなる。
決して自分の欲のために拳を振るわない。
まったく…
アイツは本当にバカ兄貴に似てやがる。
まぁ、兄貴よりはマシかもしんねぇがな。
…俺とは違う人種だ。
『…骸、そろそろお前の幻覚を作っておけ』
『最後くらい僕の手でやりますよ』
『…いや……人間道の発動は危険すぎる。
わざわざお前が傷付くようなことでもねぇだろ』
今まで傷付いてきたお前にとって、
その程度の傷はなるともないのかもしんねぇが…
見ていていい気分はしない。
元々これは試練のためのモンなんだ。
お前がそこまでする必要はない。
『…優しいですね、天馬くんは』
『は？』
俺が優しい？
…んなわけねぇだろ。
ファミリーの皆をおいてきた俺が。
兄貴一人に全てを担わせた俺が。
楽しみながら人を葬るこの俺が。
優しいなんて、そんなことあるはずがない。
…あっていいはずがない。
『くだらねぇこと言ってる暇はねぇぜ？
さっさと終わらせねぇとなァ』
『ですが………いえ、分かりました』
何やかんや話してる間に毒サソリと銀髪がやられた。
犬と千種は幻覚だから別にまだ戦えるが…
あんまり長引かせても意味ねぇからな。
…さぁ……
そろそろ、終焉といこうか。
Continue…
終わり
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ルーク(プロフ) - ☆さん» どちらにも知り合いが居る…と言う事は天馬君の事ですね♪それは…まぁ、後のお楽しみと言う事で！ (2015年6月2日 22時) (
レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
☆ - そういえば夢主はヴァリアーにも、ボンゴレにも、知り合いがいたねっどっちにつくのかなっ♪ (2015年6月2日 22時) (レス) id: 44695f2e16 (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん(プロフ) - ＊桜覇＊さん» ありがとうございます!!そんなに面白いと言って頂けるだなんて嬉しいです♪これからも黒猫さんと共に頑張っていきますね! (2015年5月1日 19時) (レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
＊桜覇＊(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続き楽しみにしています！ (2015年5月1日 7時) (レス) id: 3cb7640a88 (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん(プロフ) - 銀色蛍♪さん» ありがとうございます!これからも2人で頑張って行きます!!! (2015年3月28日 7時) (レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
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