天馬は観戦 ページ34
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ボーッと窓から外を眺めていたディオネは
扉が開く音を聴いて視線を動かした。
部屋に入ってきたのは骸と千種、としてフゥ太。
「だから言っただろフゥ太。
勝手に行動すっと怒られんぞってな」
「うぅ…」
物凄い勢いで抱き付いてきたフゥ太を宥める。
ツナ兄達を見てくる、と飛び出したフゥ太は
追いかけた骸にネッチョリと叱られたのだろう。
頭には大きなタンコブも出来ている。
「おら、俺らは作戦の最終確認すっから。
お前はあっちの部屋に行ってろ」
「うん…」
パタパタと駆けていったフゥ太を見送り、
ディオネは入れ替わりで近寄ってきた骸の頭を撫でた。
ムスッと不機嫌そうな骸に苦笑を浮かべる。
「にしても、アレがボンゴレデーチモとはねぇ…
あの骸相手にビビってんのは笑えるな」
「…見ていたんですか？」
「あぁ」
ボンゴレ十代目が弱いのは知っている。
死ぬ気弾を撃たれないとまともに戦えないことも。
だが、そうは言っても弱すぎはしないか。
ズガンッ！
「…お、始まったな。死ぬ気ターイム」
「まさか最後の一発を撃ってしまうとはね。
僕との本戦に影響がでないと良いのですが」
死ぬ気弾を受けて暴れている十代目を見て
ディオネは面白そうに笑い、骸は苦笑する。
実際に試練を行うのは骸達であるから、
ディオネにとっては最早他人事なのだ。
「…あ、剛球を打ち返した」
「これは驚きですね」
最初のうちは真面目に観察していた二人だが、
次第に何かの観戦のようになってきた。
いざというときは頼りになる骸だが、
いざというとき以外はほぼ何もしない。
ディオネも興味がないことには一切手を出さない。
困った上司を二人も持ってしまった、と
千種は気付かれぬよう溜め息を付いた。
(あ、ランチア先輩倒されちゃいましたよ。
天馬くん、どうします？)
(あー？デマを話せとは言っといたけど…
…よし、千種。睡眠針でも刺してこい)
(…何故？)
(散々利用した挙げ句ポイ捨てなんて、
アイツらが怒りそうだろ？ククッ…面白くなりそうだ…)
((………;;))
Continue…
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ルーク(プロフ) - ☆さん» どちらにも知り合いが居る…と言う事は天馬君の事ですね♪それは…まぁ、後のお楽しみと言う事で！ (2015年6月2日 22時) (
レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
☆ - そういえば夢主はヴァリアーにも、ボンゴレにも、知り合いがいたねっどっちにつくのかなっ♪ (2015年6月2日 22時) (レス) id: 44695f2e16 (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん(プロフ) - ＊桜覇＊さん» ありがとうございます!!そんなに面白いと言って頂けるだなんて嬉しいです♪これからも黒猫さんと共に頑張っていきますね! (2015年5月1日 19時) (レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
＊桜覇＊(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続き楽しみにしています！ (2015年5月1日 7時) (レス) id: 3cb7640a88 (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん(プロフ) - 銀色蛍♪さん» ありがとうございます!これからも2人で頑張って行きます!!! (2015年3月28日 7時) (レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
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