天馬と廃墟 ページ24
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「……………ここ、ですか…？」
「あぁ」
ディオネと骸が訪れた黒曜ヘルシーランド。
記憶として知ってるここはもう少しマシだった
気がするが、どうやら気のせいだったらしい。
正に荒れ果てた廃墟という表現が適当だ。
「…思ったより荒れてんな」
「大荒れですよ！
本当にここで大丈夫なんですか！？」
「大丈夫だって。
荒れてた方がそれっぽいだろ？」
綺麗な場所で試練をするのは気が引ける。
壁や床は大破する可能性があるし、
建物そのものが吹き飛ぶ可能性もある。
これくらいボロい方が気が楽だ。
「まぁ、問題なさそうだな。
ヴァレット達と合流すっか」
「うぅ…そうですね…早くここから離れたいです…」
「骸、ここはお化け屋敷じゃねぇぞ」
ディオネがそう言ったのとほぼ同時に
彼の携帯電話が鳴り出した。
名前を確認し、電話に出る。
「どうした？ヴァレット」
『いえ、そろそろかと思いまして。
屋敷の手配は終わりましたので、白煙をあげますね』
「おー、サンキュ」
そう言えば新しい土地に来ていたのだから
屋敷の場所が分からないと帰れない。
それに気付いたヴァレットが
気を利かせて白煙をあげてくれたらしく、
周りを見たら森の方から煙が見えた。
『それと、ロード。
ランキングフゥ太が遊びに来ていますよ』
「…はぁ？」
『何でも…“僕、ディオ兄のファンなんだっ！
どうしてもディオ兄に会ってみたい！”…だとか』
ご丁寧に声真似までしてくれたヴァレットに
ディオネは何て言えばいいのか分からなくなった。
ランキングフゥ太は噂では知っているが…
マフィアである自分のファンとはどういうことだ。
「…分かった、すぐ戻るから適当にもてなしとけ」
『Yes,my load.』
いつもの台詞を最後に切られた電話。
ディオネは、はぁ、と一つ溜め息を付くと
不思議そうに首を傾げていた骸を連れて
白煙が上がる森に向かって歩き出した。
Continue…
.
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ルーク(プロフ) - ☆さん» どちらにも知り合いが居る…と言う事は天馬君の事ですね♪それは…まぁ、後のお楽しみと言う事で！ (2015年6月2日 22時) (
レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
☆ - そういえば夢主はヴァリアーにも、ボンゴレにも、知り合いがいたねっどっちにつくのかなっ♪ (2015年6月2日 22時) (レス) id: 44695f2e16 (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん(プロフ) - ＊桜覇＊さん» ありがとうございます!!そんなに面白いと言って頂けるだなんて嬉しいです♪これからも黒猫さんと共に頑張っていきますね! (2015年5月1日 19時) (レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
＊桜覇＊(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続き楽しみにしています！ (2015年5月1日 7時) (レス) id: 3cb7640a88 (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん(プロフ) - 銀色蛍♪さん» ありがとうございます!これからも2人で頑張って行きます!!! (2015年3月28日 7時) (レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
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