天馬の来日 ページ22
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「外国ですーっ！」
「外国ですね…！」
「外国らびょーんっ！」
はしゃぎ出した子供三人と、苦笑する大人二人。
今まで狭い範囲内でのみ生きてきた
三人にとって外国は未知の領域らしい。
「ロード、私は滞在先を手配してきます。
他国と同じく森の奥でよろしいでしょうか？」
「あぁ」
今まで、色々と配慮して日本には来なかった。
本当に久しぶりに訪れた第一の母国。
だが、記憶にある景色と今の景色では
時代の差なのか違いが目立つ。
(変わっちまったな…何もかも)
国も、町も…自分自身さえも。
ぼぅっと町並みを眺めていると
どことなく淋しくなってくる。
「天馬くん、天馬くん」
「ん？」
ふいに引っ張られる感覚に視線を下げると、
骸が控えめに服の裾を掴んでいた。
心配そうに見上げているところからして
ディオネの変化に気付いたのだろう。
何でもねぇよ、と言って笑って見せると、
安心したのか表情が和らいだ。
「あの、僕らは何をすればいいんですか？」
「あー…犬と千種もヴァレットに付いていけ。
骸は俺と試練を与える場所を探しに行くぞ」
そこまで人数が必要な作業ではないし、
どちらかというとヴァレットの方が大変そうだ。
毎回毎回どうやって森の奥深くに
屋敷を作っているのかは不明だが…
まぁ、人手が多いに越したことはない…はず。
「ヴァレット、二人の面倒見てやれよ」
「Yes,my load.
お二人共、行きましょうか」
「…はい」
「天馬さん、骸さん頼んらからな！」
何だかんだ言ってヴァレットに懐いてるらしい
二人は仲良くヴァレットに付いていく。
ディオネは数日で変わった彼らの後ろ姿を
クツクツと喉の奥で笑いながら見送った。
「天馬くん、場所を探すって宛とかあるんですか？」
「あぁ、大体の目処は立ってるんだ。
ある意味下見ってヤツだな」
確か、黒曜ヘルシーランドと言ったか。
シナリオではあそこで試練が行われていたから
そこで行うのが一番だろう。
無理だったらその時考えればいい。
「っし、んじゃ行くぞ」
「はい！」
ヴァレット達とは反対方向に向けて歩き出すと、
ディオネの服の裾を掴んで隣に並んだ骸。
どうやら無意識の内に癖になっているらしい。
先日のように指摘してからかってもいいが、
きっと照れ隠しに怒るだろうから
ディオネは敢えて気付かないフリをして
黒曜ランドへと歩を進めた。
Continue…
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ルーク(プロフ) - ☆さん» どちらにも知り合いが居る…と言う事は天馬君の事ですね♪それは…まぁ、後のお楽しみと言う事で！ (2015年6月2日 22時) (
レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
☆ - そういえば夢主はヴァリアーにも、ボンゴレにも、知り合いがいたねっどっちにつくのかなっ♪ (2015年6月2日 22時) (レス) id: 44695f2e16 (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん(プロフ) - ＊桜覇＊さん» ありがとうございます!!そんなに面白いと言って頂けるだなんて嬉しいです♪これからも黒猫さんと共に頑張っていきますね! (2015年5月1日 19時) (レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
＊桜覇＊(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！続き楽しみにしています！ (2015年5月1日 7時) (レス) id: 3cb7640a88 (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん(プロフ) - 銀色蛍♪さん» ありがとうございます!これからも2人で頑張って行きます!!! (2015年3月28日 7時) (レス) id: 4c56b1726f (このIDを非表示/違反報告)
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