条件その10。 ページ10
放課後にて。
今日は週一のオフなのだ!
「でも…仕返しってどうすればいいんですか?」
「君はさ、あの子に遊ばれたんでしょ?」
「…はい」
少し言いにくそうに言う及川さん。
まあ私は、そんなに気にしてないけどね!!
「だから君も、遊び返せばいいんじゃないかな〜って思っただけ。特に具体案はないんだけどね」
「おお…!!」
すごい。
それは名案だ!!
「じゃあ今すぐにでも告白オーケーして…」
「待って」
「はい?」
「何かされたら、絶対言うんだよ。いつでもかけつけてあげるからサ!」
イケメン王子風スマイルだ…←
「はい!…言ってきます!」
私は走り出した。
きっと彼はサッカー部だから、校庭にいる。
今すぐにでも呼び出したいけど…でも、ここは我慢。
焦って失敗したら面白くないものね?
せいぜい好きなように踊って。
「よし…と」
これから演劇モードに入る。
手順はこうだ。
1・さりげなくここでまつ。川崎くんの目に入るように、いかにも好きな人応援してるようにね。
2・サッカー部の練習が終わるまで健気に待つ。
3・照れたように名前を呼んで呼び出し、告白の返事をオーケーする。
4・サッカー部の人たちにも見せつけて、川崎くんが本気だったということを周りに示す。
5・さりげなくサッカー部の人たちにも「いい感じの女の子」というイメージを植え付ける。
これぐらいかな。
ここは私の演技力にかかってる。
いかに川崎くんのことが好きに見せかけられるのか…ここが勝負だ。
私は外のネットにさりげなく立つと、少し頬を染めて緊張した演技をはじめる。
川崎くんが点を入れたら少し嬉しそうに、外したら残念そうに。
本心は全く逆だけどね♥
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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抹茶くりぃむ(プロフ) - 及川ラブさん» おお…アドバイスありがとうございます!!ぜひそうさせていただきます(*´∀`*) (2017年4月14日 20時) (レス) id: 13244b1de8 (このIDを非表示/違反報告)
及川ラブ - 文字との間隔を開けた方が読みやすいですよ (2017年4月14日 5時) (レス) id: 00ddb20afd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:抹茶くりぃむ | 作成日時:2017年3月13日 20時