かわいいの条件｡

条件その8｡ ページ8

「…ふう」

現在私、先生の雑用なう｡

なんかともだちに伝言頼んだらしい｡

クラスの友達のあの同情するような目つき…｡

私の癒しの昼休み返せ｡

それにしても、昨日はいろいろ大変だったなあ…

及川さんがあんなに怒ったのって初めて見たかも｡

「先生ノート持ってきました…」

たしかこの教室だったはず｡

「〜〜、〜！」

「〜?」

「〜〜w〜！！」

あれ…誰かいる?

「え…！?」

川崎くん…と、その友達らしき男子｡

どうしよう…先生まだ来てないみたいだし、入りづらいなぁ…｡

「つ〜かさ、あいつまだこねえの?」

「あ〜、みたいだな｡おっせ〜w」
?誰か待ってるみたい?誰待ってんだろ…


「つかマジ、柊おせ〜」

え…私?どう言う意味?

混乱する私をよそに話は続いていく｡

「なあ、川崎〜こんな計画うまくいくのか?」

「多分なwあいつ頭良いくせにこういうとこ抜けてるから、信じてここに来るだろw

まあ、教師なんかこねえけどなw」

「そうかwじゃあ来たところを襲えばいいんだな?」

「ああ｡俺のものになんねえなら壊して、無理やりにでも俺のもんにしてやる｡断るとかありえね〜
適当に恥ずかしい写真でも撮って脅せば、俺と付き合うだろw」
な…！！罠！?

信じられない…先生は私なんか呼んでなくて、川崎君たちの罠だったって事！?

最ッ低…！！

絶対に中に入ったりしない｡そうしたら私の生活終わりだ｡

私は来た道を引き返すと、まっすぐとバレー部のところに向かった｡

いや…正確には及川さんのいるところに｡

条件その9｡→←条件その７｡

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