かわいいの条件｡

条件その13｡ ページ13

「おはよう、川崎君！」
これから毎日学校に行くことに…｡
なぜこうなった｡
つーか来るの遅いんだよ、遅刻しちゃうじゃん｡
まあ部員のみんなには事情を説明してるからいいんだけど…｡
「ああ、はよ、柊」
このカッコつけてるかんハンパない｡
女の子朝早くから待たせといてそれだけ?
謝れよ〜、だからいままでの彼女とも続かないんだよ｡
「行こ?」
「うん」
二人でいろんな話をしながら学校へ向かう｡
正直面白くないんですけど…あなたの話｡
口を開けば自慢ばっか｡
「昨日シュートたくさん決めてきた、十六本」
「ずっとサッカー部だけどなんかこの高校レベル低w」
「俺二年だけどいまのキャプテンよりうまい気がするんだよね〜」
とかエトセトラ｡
たまにほかのこと言ったかと思えば眠い、とだるい、ぐらい｡
嘘だったとしても彼女と一緒にいるんでしょ?
もっとほかのこと話しなよ｡
「…川崎君グラウンドでしょ?頑張ってね」
「おう！めっちゃ走り込みしてくるわ！」
そう言って手をふり、おはよっす！と走っていく川崎君｡
う〜ん…なんか疲れたよ｡
そういう時は岩ちゃんの姿でも見て癒されよう！！
選手の邪魔はしちゃダメだからね〜、終わるまでドリンク作ったりしなきゃ｡
「はい！」
休憩時間、みんな汗がすごい…｡
「サンキュ」
そう言ってスポドリを受け取る岩ちゃん｡
あれを見たあとだからね、輝いて見える…｡
「ああ、岩ちゃん…好き」←
「は?」
「そんなクールなところも愛してるよおおおおおお！！！！！」
「なっ…うるせえボゲェ！！」
「おれはおれは！?」
「あ、及川さんは…えっと…」
「ええ！?好きなとこないの！?ガビーン！！」
「あ、えっと〜…ジャージ?」
「みんな一緒だし！！」
う〜ん、やっぱりバレー部は楽しいね！
どっかの自慢ばっかの男とは違って｡
あ〜あ、できるならあんな人と出会いたくなかったよ…｡

条件その１４｡→←条件その12｡

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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