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『トイレで先輩にいじめられて制服ベチャベチャ(笑)うける(笑)』
すぐに既読がついたけど、返信はなかった。
また呆れ笑いしてるかな。
次の休み時間に様子見に来てくれるかもな。
あたしが好きな人出来た時とかいつもそうだから、シゲも慣れてるんだろーな。
くだらない愚痴とか、惚気とか聞いてくれたり、あとデート服の買い物付き合ってくれたり、失恋後カラオケオールに付き合ってくれたり、面倒くさそうにしながらいつも付き合ってくれる、優しいシゲ。
「はっ……くしょんっ！」
また大きなくしゃみをひとつ。起き上がる気力もなくて、体はどんどん冷えるし、なんか眠くなってきたし、あたし、死ぬのかな…
最期にメールしたのがシゲって、なんか……
そのとき、キィ、って控えめにトイレの戸が開いた。
「……うわぁ、また、派手にやられたな…」
「……シゲ？ 」
伏せてた顔をそっと持ち上げたら、ぼやけた視界に、あたしのジャージとタオルを持ったシゲが立ってた。
走ってきたのか、肩で息してる。
「……あれぇ、三途の川にシゲがいる……シゲも、死んでたんだっけ……」
「おい、勝手に殺すな！ 死にそうなのはお前だけだろ！」
ほら、また、そうやってぐちぐち言いながらあたしを起こして、面倒見てくれる。
シゲがなんか言ってるのが聞こえるけど、水の中にいるみたいに、こもって、遠のいて…。
「あたし、シゲがいないと、ダメだな、ぁ……」
ぼやけてた視界がじわじわ狭くなってきて、真っ暗になった。
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わらびもち(プロフ) - ゆりさん» ゆりさん、コメントありがとうございます…！ 書きながらシゲに感情移入しすぎて泣きそうになっていました…(？)あたたかく見守ってくださると嬉しいです！！ (2019年12月16日 20時) (
レス) id: a63c9a7a8f (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - こんにちは！とても素敵なお話をありがとうございます。まっすーと結ばれて欲しいけれど、シゲも幸せになって欲しい、と少女漫画なNEWSを楽しく拝読してます！ (2019年12月16日 6時) (レス) id: ce09a2a995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらびもち | 作成日時：2019年12月14日 22時
