コンビニと商品 ページ19
後3時間。
私はマイクとオンラインアプリをつないで待機していた。
...3時間。
『お腹なるよね。』
気遣ってくれたものの、コラボ実況は深夜3時から。
今は真夜中。
ちなみにご飯は食べていない。
コンビニ行こう。
あれから清川さんとは会えなくなってしまった。
理由は私がほとんど行かなくなったから。
...自炊してみたりしたけれど、センスがなくてやめた。
この時間なら、清川さんもいるかもしれない。
久々に会う彼に、うきうきしながら部屋を出た。
「ありがとうございましたー。」
いつもの店員さん。
お辞儀をして商品を受取ろうとする。
『...っ、！？』
「俺、ずっと、」
『え、』
レジ袋を受取った瞬間、その手首をつかまれた。
何か言いたげな店員さん。
びっくりして私は動けない。
「あれ、」
自動ドアが開いて、男性が入ってくる。
「...何してるんです、か、」
角度的に見えなかったらしく、私に声をかけてくれた人。
『あ、の...。』
私の様子を察したらしい彼が腕を離すよう促してくれた。
「...行きましょう。」
彼もここに用事があってきたはずなのに、私をかばうようにして送ってくれる。
『ありがとうございます。清川さん。』
そう言うと、目元が優しくなった。
「今日は来てたんですね。」
『あ、実は...、』
自炊を始めたこと、けれど失敗してコンビニに頼ると決めたことを話した。
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ココア好きな人 - ふみさん» ありがとうございます。ぜひこれからも読んでくれると嬉しいです。 (2021年2月17日 22時) (
レス) id: 6c1b48cd39 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！2人の恋が叶うと嬉しいです！ (2021年2月15日 1時) (レス) id: 1952f281b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココア好きな人 | 作成日時：2021年1月28日 22時
