店員と私 ページ14
「...送るんで。」
『じゃあ、お願いします。』
そう言うと、すぐに彼がコンビニに入っていった。
5分も経たないうちに、彼が出てくる。
「じゃあ、行きましょうか。」
『はい。』
そう言って、私達は歩き出した。
「...。」
こっちを見つめる視線には気づかなかった。
『じゃあ、ここで、』
「あの、」
『え？』
「...連絡先、交換しませんか。」
スマホを持っている手が震えている。
『いいですよ、』
都会の中で私たちはコンビニで出会うだけの、顔見知り。
怖い人もたくさんいる中で、連絡先を好感したいなんて言うのは怖かったと思う。
だからこそ、信用されている。
そう思った。
「ありがとうございます。」
『こちらこそ。』
アイコンを見るけれど、何も画像は設定されていない。
名前も「あ」
失礼だけれど、素性を隠してる感がある。
『あの、』
「あ、俺清川って言います。」
そう言って、私に名前の変え方を教えてくれる。
「もしあれだったらコンビニの人とかって設定しても大丈夫ですよ。」
『いえ、清川さんで登録します。』
「...ありがとうございます。」
私はメッセージアプリの名前は名字で設定してるから言わなくていいか。
『じゃあ、気を付けて下さいね。』
「...はい。」
『また明日。』
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ココア好きな人 - ふみさん» ありがとうございます。ぜひこれからも読んでくれると嬉しいです。 (2021年2月17日 22時) (
レス) id: 6c1b48cd39 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！2人の恋が叶うと嬉しいです！ (2021年2月15日 1時) (レス) id: 1952f281b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココア好きな人 | 作成日時：2021年1月28日 22時
