優しい上司とアプローチ２【名前変換オリジナル】

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拓海「茜さん、俺はデートしに来たんじゃない」


茜「…いいじゃない。私たちの仲でしょ？」




拓海「それは…」

茜「今でも…私は待ってるから」



拓海「…」









――――――――――――――



「わぁー！！！見てみて！あっちにりんご飴ある！」


涼本「そんな珍しいもんじゃないじゃん笑」





確かにそうかもしれないけど






「夏祭り、久しぶりなの！」

涼本「そうなんだ」

「うん！」






浴衣…水野さんもかっこよかったな〜
二人で歩いてたら素敵なカップルに見えるのだろうか…

その隣は…私がいいけれど

そう上手くは行かないよね









「涼本くん、りんご飴食べようよ！」







…？





あれ？





「涼本くん！？！？！？」

う、嘘！人混みではぐれちゃった！？！？






「涼本くん！！！どこ！？涼本くーん！！！！」





ぇぇええええ…！？！？！？









「涼本く……痛っ！！！」



下駄…踏まれた！！

足元を見ると、血が滲んでしまっていた。









「…っ」




視界が歪んでいく。


私…何がダメだったのかな…


1粒だけ、涙が足元に零れた。









拓海「…高野っ…！！！！！」







「え…？」



私の手を引いたのは、涼本くんでも他の誰にでもなく



大好きな水野さんだった。

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