・ ページ19
「…抱きしめて…ほしい」
思わず口に出た言葉は、予想以上に恥ずかしい
私の本音だった。
水野さんに抱きしめられたい。
もっともっと近くに行きたい。
怖いけれど、好きだからもっと知りたい。
拓海「抱きしめて…どうする?」
水野さんは意地悪だ。
全部を私に委ねて…恥ずかしいのはいつも私なのに
「…抱きしめて……水野さんの本音が知りたい」
私のことを…どう思っているのか
茜さんのことも…他にも色々聞きたいことはあるの
拓海「いいよ、高野になら…なんでも話す」
「…はい」
水野さんは私の手を引いて起こした。
そしてまた見つめあって、ゆっくり抱きしめてくれた
少しだけ…汗をかいていないか心配になった。
匂いが同じだと気づいた。
心拍数も…息遣いも…
気がつくと、水野さんと同じになっていた。
拓海「…俺、高野はもっと自信をつけていいと思う」
「え?」
拓海「周りに流される。って高野は言ってたよね」
私はいつの間にか、水野さんに色々話していたんだ。
聞き上手で落ち着いて、私を肯定してくれる水野さん
拓海「高野はもっと…前を向けるよ、俺はそう信じてる」
「そうでしょうか…」
拓海「うん、高野はただの部下じゃない。それが本音だよ」
ただの部下じゃ…ないの?
じゃあ…それは…
「えと…/////」
拓海「さて、寝ようかー」
「え!?」
拓海「…俺はゆっくりアプローチするから」
「ふぇ!?/////」
それって…!?
ええええええええええええ!?/////
93人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆな - 私の好きな人の苗字が水野なんです笑。びっりしました笑。水野さんのアプローチするところとか…色んなところすっごい好きです(*´ω`*)セピさんの作品は全部読んでます!!!!!!!!これからも無理せず更新お願いします! (2021年5月5日 16時) (レス) id: 076839f4ea (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン - 水野さん好きー。きゅんきゅん。花火大会行きてー。彼氏ほしー。 (2021年4月9日 20時) (レス) id: c44cefad13 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン - 自分がピンチな時?助けてって思った時に助けに来てくれるのは反則ですわ。ったく、かっこええ。すれ違ってる感じもいいですねー。今日の入学式、頑張れそうです!ありがとー (2021年4月7日 10時) (レス) id: c44cefad13 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン - 水野さぁーん.......。茜さぁーん.......。涼本くぅーん.......。っていう感じですね.......。寂しいです。 (2021年4月6日 16時) (レス) id: 44709033b5 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン - 水野さんー、ひたすらにうらやましい。茜さんがこれからどう出でくるのか、楽しみですね!今日もキュンキュン&モヤモヤを抱えたまま寝ます。 (2021年4月5日 1時) (レス) id: 44709033b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セピ | 作成日時:2021年3月29日 21時