第９話 ページ10
田辺「翔太くん！」
渡辺「おう。来たか。もうすぐ始まるから
用意しろよ。」
田辺「わかったー」
と言って結衣は更衣室に消えてった。
私は置いてあるベンチに座って
見学させてもらうことにした。
すると、なべしょ先輩が
私に近寄って話しかけてきた。
先輩だけど、めんどくせー…
と思ったことは内緒ね？(笑)
渡辺「お、噂の陽那ちゃんじゃん。(笑)
てかさ、ぶっちゃけ相手誰？(笑)
俺知ってるヤツ？」
私「誰でもないから！！」
渡辺「えー、、ケチー」
私「可愛く言ってもダメ。
というか、可愛くない。」
渡辺「おい！それはないだろ！！
いいもん、結衣に聞くもん。」
てか、
なんで、そんなぶりっ子モードなの？(笑)
ウザイわ。(笑)
と考えていると
ジャージに着替え終わって、
部活に使う用具をたくさん抱えて持っている
結衣が戻ってきた。
こんな時に限って、帰ってくるの早いな…。
もっと違う話に話題を変えた時に
帰ってきて欲しかったという願いは
叶わなかったのだから仕方ない。
諦めよう、このいじりはずっと続く。
渡辺「お、ちょうどいいとこに戻ってきたじゃん。
え、てか、なに？その荷物。」
田辺「え、部活で要るじゃん。」
選手のタオルや水、などいっぱい持ってるのを見て
なべしょ先輩はビックリしたみたい。
渡辺「そういうのは男に任せろよ。
俺じゃなくても他のやついっぱい男いんだから。
頼れよ。なっ？」
と言いながら
結衣が抱えてた荷物全部
なべしょ先輩がひょいと軽々持った。
田辺「う、うん…/////
ごめん。」
渡辺「全然いいんだけどな？
今度からは気をつけろよ？
あ、一個訂正。
俺以外頼ってるのは嫉妬するから
できるだけ困ったら俺呼べ。
すぐ行くから…さ…/////」
と照れながら言うなべしょ先輩。
照れるんだったら言わなかったらいいのに。
何見せられてんの、私。
田辺「うん！！/////
荷物も持ってくれてありがとう。
うふ、翔太くんがそんなストレートに言ってくれるの珍しいね？(笑)」
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作者名：ありゆき。 | 作成日時：2019年8月6日 17時
